こんにちは、農家の方に特化して
家計のお悩み解決をお手伝いしています
農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!
老後資金準備っていつから始めた方がいいの?
ほとんどの人がそういった疑問があるかと思います。
結論から言えば早いに越したことはありません。
もちろん家計のバランスを取りながらになりますが
30代からでもこれからの人生100年時代を見据え
しっかり準備していく事が必要です。
ただ、既に老後資金準備を始めている
もしくは、始めようと思っている人で
これまで少し調べられたことがある方は
老後資金準備といっても色々制度があって
何がなんだかわからない!
という思いをされた事がある方も多いと思います。
そこで!
今回はこの沢山ある老後資金準備制度をまとめてみました!
表にしてるので簡単にポイントを比較できるのではないでしょうか。
自分で言うのもなんですが恐らく
農業者年金と他の制度を比較した表は他にないと思います(笑)
(もしあったら見てみたいので教えて下さい!)
目次
農家が使える老後資金準備制度とは?
ではそもそも農家の方に有利な老後資金準備制度には
何があるのかリストアップしてみましょう!
- 農業者年金
- 国民年金基金
- 確定拠出年金(iDeCo)
- 小規模企業共済
代表的なものは以上の4つとなります。
※最近よく耳にするNISAやつみたてNISAについては
用途や引き出しが自由ですので今回のリストからは
外しています。
制度の比較
それぞれの制度の比較した表がこちらになります!
PDF版はこちら↓↓
いかがでしょうか?
いずれも掛け金の全額が所得控除となり
節税ができる上に、この表には載せてませんが
受け取りの際の税制優遇がもちろんありますので
老後資金準備にはもってこいの制度になっています。
本当はもっと比較したいポイントはあるのですが
すべてを書きだしていくときりがありませんので汗
詳しくは僕の方でそれぞれの制度について書いている記事を
まとめてみましたので、こちらもご覧ください!(^^)/
・農業者年金
農業者年金にもデメリットはある!農業者年金よりもiDeCoを選ぶべき人とは?
・確定拠出年金
使わないともったいない!?今話題の確定拠出年金(iDeCo)って何?農家も利用できるの?
・小規模企業共済
・付加年金
※国民年金基金の詳細記事はございませんので
基金のHPをご覧ください。
最後の付加年金に関しては表に載せてませんが
掛けた保険料が受け取りから2年で元を取る事ができる
かなり有能な制度になっています。
全部の制度と併用ができて保険料も400円/月ですので
是非加入を検討されてみて下さい!
ちなみに農業者年金や国民年金基金に加入する人は
付加年金にも一緒に加入することが条件になっています。
併用ができるものできないもの
それぞれの制度の比較表を載せていますが
その中にも併用できるものと、できないものがあります。
簡単に言えば
- 農業者年金 × 国民年金基金
- 農業者年金 × 確定拠出年金(iDeCo)
この2つの条件は併用ができないようになっています。
ではここで気になってくるのは併用ができないなら
どちらの制度を利用した方がいいのか?
というところだと思います。
ただ、これも結論から言ってしまうと
どちらの制度を利用した方がいいというのは人それぞれであり
こっちの方がいいですよと断定は出来ません。
農業でも同じように作る作物は同じでも
目的や地域、土地の状況で栽培方法が変わるように
老後資金準備も家庭環境や家計状況で
ベストな選択肢というのが変わってくるのは同じです。
ただ、個人の考え方次第なので絶対だめという事はないですが
国民年金基金は現在利率が1.5%と低いうえに
確定給付で物価スライドに対応しておらず
将来のインフレリスクに対応できません。
なにより新規の加入者が減り続けていたりと
制度の存続が将来的にどうかなというところが気になります。
それであれば、利率も2~3%程度を維持しており
元本割れリスクも補填される仕組みのある
農業者年金の方がいいのではないかと思います!
ですが、そうなると農業者年金と併用ができない
確定拠出年金に加入ができなくなります。
この制度も農業者年金に負けず劣らずいい制度ですので
何とも悩ましい所なんです、、。
この二つの制度の大きな違いは
年金の受け取りが終身か終身でないか
という点になります。
ずっと年金を受け取れるなら
農業者年金の方がいいじゃん!
と思われるかもしれませんが
確かに終身年金は生きている間は
ずっと年金を受け取れますす。
ですがその代わり、年金を細く長く受け取るようになる
という事になります。
それに対して確定拠出年金(iDeCo)は
60歳以降にまとまった資金を
自分が使いたい時に引き出せるので
その分、使い勝手がいい制度です。
ですがその代わり
積み立てたお金+利回りで増えた分
しか受け取れず計画性が無いと底が尽きる可能性もあります。
それに確定拠出年金(iDeCo)は
自分である程度リターンをコントロールできますが
農業者年金と比べ元本割れをする可能性もあります。
ですので選ぶ際のポイントとしては
・自分達がどのような老後を送りたいか
・家計の現状
等をじっくり考慮してどちらを選択するべきか
判断していく必要があります。
農業者年金と確定拠出年金についていずれ
改めて詳しく記事にしていきたいなと思っています(^^)/
まとめ
将来というのは予想がつきません
何度も話してますがこれから人生100年時代が
訪れることはほぼ間違いなく
人生を80年で想定して作られていた
現在の社会保障(医療、年金、介護等)は
これからどんどん改正されていくはずです。
農業をされている皆さんならお分かりだと思いますが
経済状況もどんどん変わっていく世の中です。
どんな将来がきても対応できるように
現在の為のお金と将来の為のお金を
家計のバランスをみながら自分に有利な制度を利用し
コツコツ準備しておく事が重要になります。
農家の方のご相談を受けるようになったり
話を聞いていると
やっている人はしっかりやってます
他の人に言わないだけで(笑)
まぁ儲かってる農家さんが
周りに言ってなかったり、抑えて言っている
ようなものでしょうか?笑
とにかく老後資金準備は正直早い段階から
やっておく事が有利です。
まだ何もやってないという人も
まだまだ遅くはないので
しっかり老後資金準備をやっていきましょう!
具体的な老後資金準備に関してはこちらの記事を
是非ご参考にされてみて下さい!(^^)/
では最後までお読み頂きありがとうございました!
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