こんにちは、農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です。
今回は新規就農者が知っておくべき
お得な年金の制度についてご案内したいと思います。
目次
付加年金
国民年金に加入した場合にだけ加入できる
付加年金はご存知ですか?
この付加年金、実はとってもいい年金の制度なんですが
以外とご存知無い方が多く勿体ないなと思うことが
よくあります。
これから詳しく説明しますが、加入する方が
早ければ早いほどよりお得になるので
是非チェックして下さい!
どんな制度?
こちら正確には
「国民年金付加年金制度」
という名前の制度になりますが
毎月支払っている国民年金に
400円だけ上乗せして支払うものです。
ただ、凄いのはその受け取りの時で
年金受給の開始からたった2年で
元が取れる制度になっています。
なぜかというと
付加年金の年金額は
200円×付加保険料納付月数
となっているからです。
これだけ聞いても
いまいちイメージがわかないと思うので
仮に
国民年金を支払う30歳の方が60歳まで付加年金に加入した場合
付加保険料納付月数・・・360カ月(30年×12カ月)
払い込み保険料総額・・・14万4000円(360カ月×400円)
となりますよね、それで付加年金の受給額を
計算する為に先ほどの式に当てはめてみますと
200円×360カ月(付加保険料納付月数)=7万2000円
こちらが国民年金に毎年上乗せされます。
いいですか、毎年です!
つまり受け取りから2年が経つと
7万2000円×2年=14万4000円
となり
付加保険料の保険料払い込み総額と同額となります。
なので先ほどもお伝えした通り
2年で元が取れる仕組みになっています。
もちろんその後は生きている間は毎年
受け取れるようになっているので
長生きすればする程得をする制度となっています。
もっと言うと、このケースの場合
毎月400円を支払えば
将来に
毎月6000円(7万2000円÷12カ月)
になって戻ってくるということです。
たかが数百円、されど数百円。
本当にこの少しの差が後々大きな差を生む事になりますね。
ここまで付加年金がとってもお得な制度という事は
ご理解頂けましたでしょうか?
保険料付加月数が長い方がよりお得な制度ですので
農家の老後資金準備に必ず一役買ってくれるので
気になる方は少しでも早い加入をおススメします!
※農業者年金に加入する際はこの付加年金に
加入する事がどのみち条件となっているので
将来農業者年金の加入を検討されている方は
先に加入しておくといいと思います。
どうやって申し込めばいいの?
では申し込みはどうすればいいのか?
この付加年金に加入するのはそう難しい事ではありません
お住まいの市町村役場や年金事務所にある
所定の用紙を記入して手続きをするだけで大丈夫です。
特に脱サラして新規就農等をする方は
厚生年金から国民年金に切り替える際に
「付加年金の加入もお願いします」
と一言付け加えるだけであとはお役所様がやってくれます。
ただし、付加年金への加入の有無を
先方からは確認してくれないので
(僕の時だけかもしれませんが笑)
忘れずにきちんと伝えるようにして下さいね!
保険料の納付の方法
国民年金自体を口座やクレジットから引き落としの方が
多いと思われますので、指定の口座やカードから
一緒に引き落としになるのでそこまで心配することも
無いと思います!
もし口座やクレジットでない方は付加年金の納付書が
送られてくるのでそちらでお支払い頂く形になります。
詳しくはこちら↓
参考:日本年金機構
簡単ですが以上が付加年金についての説明になります!
もしご不明な点があればお気軽にコメントや
お問合せからご連絡下さい♪
農業専門ファイナンシャルプランナー 西田凌