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50歳で新規就農も当たり前!そんな50代の農家の老後資金準備の注意点とは?

こんにちは
若手農家の老後不安を楽しみに変える
家計の土づくりアドバイザー西田凌です。

 

先日の日本農業新聞にこんな文面が記載されていました。

農水省は、新規就農者の就農前後に年間最大150万円を交付する農業次世代人材投資事業(旧・青年就農給付金)で、支援対象を原則45歳未満から50歳未満に拡大する。親元就農する後継者が交付金を受けるには、農地の所有権を後継者に移す必要があったが、利用権の設定でも交付対象にする。いずれも2019年度から始める。新規就農の支援の間口を広げ、担い手の確保につなげるのが狙いだ。

2019年1月18日 日本農業新聞より一部抜粋

要は、農業次世代人材投資事業(旧・青年就農給付金)を受けられるのは、今までは45歳未満の人までだったけど、2019年度からは50歳未満に拡大したり条件を緩くしますよ。

という内容のようです。

※農業次世代人材投資事業(旧・青年就農給付金)とは新規就農する人で、準備(研修)期間に2年間の準備型、就農後の5年間に所得の上限はあるものの年間150万円を受け取って就農時の資金に充てれますよという制度です。
詳細は農水省のHPをご覧下さい。農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金):農林水産省

 

こんな政策をするだけあって、確かに40歳~49歳の新規就農者というのは近年確かに増えている割合は大きいみたいです。

(2)農業従事者、新規就農者の動向 イ 新規就農者の動向:農林水産省より

 

特に50代近い方は、子育てが落ち着いてきたり、だんだん老後のビジョンが見えてきているというのもあるでしょう。

さらに農業に限らず、これからの人生100年時代では1つ会社でずっと頑張るのではなく、様々な会社や職種を経験しながら生きていくマルチステージが当たり前になると言われているので、これまで培ったものを生かし農業をやるというのは必然的な考え方だと思います。

 

50歳までにセミリタイアして農業をやってみたいという人などもいるでしょうから、国としてはこの世代まで安心して参入して貰いたいという狙いがあるのでしょう。

 

せっかくなので、今回はこういった話を踏まえて、50代前後の農家さんの老後資金準備のポイントや注意点について少し書いていきたいと思います。

 

50代の農家の老後資金準備のポイントと注意点

 

基本的に50代の農家さんの場合の老後資金準備は

・農業者年金を利用し終身年金を増やす
・年金の繰り下げ受給を利用し終身年金を増やす
・貯め時でまとまったお金も貯める

この3つになります。

 

しかし、50代の農家さんといっても大きくわけて2種類あると思います。

・就農して日が経っていて経営も落ち着いている方
・40代で新規就農してまだまだこれから発展していく方

 

同じ50代の農家さんでもまったく状況が異なり、先ほどのポイントもちょっと捉え方が変わるので、それぞれ見ていきたいと思います。

 

就農して日が経っていて経営も落ち着いている方

まずはこちらの農家さんですが、経営がある程度落ち着いていれば収入も安定しているでしょう。

先に書いたように、少しづつ老後のビジョンも見えてきていたり、子育てが落ち着いてくる頃です。

そんな50代農家さんの老後資金準備は老後のビジョンをより明確にし計画的やっていく事になります。

先日の記事でも書きましたが、お子さんに手が掛からなくなってきてから、引退までが人生で最後のお金の貯め時です。

ここでしっかりスパートを掛けて貯めるようにしましょう。

注意点!

農業に携わった期間が長い人程、遅めに新規就農する人に比べて、農業者年金などに加入していない場合は終身年金(死ぬまで貰える)が少ないという状態になります。

貯め時でまとまったお金を準備するだけでなく、農業者年金に加入する、もしくは年金の繰り下げ受給(受け取りを65歳以降に伸ばす)によって、毎年受け取れる年金が多くなる(1カ月繰り下げるごとに0.7%増)ので、引退から年金の受け取りまでのまとまった生活費を準備できる方や65歳以降も長く働けそうだというは方は是非検討をしましょう。

 

 

40代で新規就農してまだまだこれから発展していく方

冒頭でも少し話ましたが

今後、働き方改革によって、個人の働き方はますます多様になっていき、副業だけではなく、2つの仕事をまたに掛けたりするというのも珍しいことでは無くなる世の中になると言われています。

農業の世界でも、まだまだ少数派でしょうが、半農半Xのように、農業をしながら他の仕事もするという人の話もちらほら聞きますよね。

最初に話した、農業次世代人材投資事業(旧・青年就農給付金)を上手に利用して、セミリタイアして今までの仕事を独立してやりつつ、農業もやるというという事は考えられるかもしれません。

 

しかし、条件に合わない場合は、これまで貯めたお金を一部、もしくはほとんどを
事業資金や軌道に乗るまでの生活費にあてなくてはならないでしょう。

老後資金も意識しないといけないのに、まとまった資金まで無くなると不安ばかりが残るかもしれません。

しかし、40代後半や50代で就農するという場合で、これまでサラリーマンで厚生年金に加入していたという人も多いでしょう。

そんな場合は、受け取れる年金がある程度の金額になっている場合もあるので、農業が軌道にのるまでは老後資金の事はひとまずおいといて、経営が落ち着いてからは先ほどと同じように貯め時を意識して一気に貯める事が一つのポイントになるでしょう。

 

注意点!

しかし、厚生年金が多少はあるからといって老後資金準備について何も考えなくていいというわけではありません。
必ず、自分の年金がいったいどれくらい受け取れそうなのか把握しておかなくてはないりません。

受給する年金が老後の支出より少ない場合・・・農業者年金などを利用したり、先ほどと同じように年金の繰り下げ受給を利用し終身年金を増やすようにしましょう

受給する年金が老後の支出を上回るのが見込める場合・・・無理して農業者年金には加入せずに、ある程度まとまったお金を準備しておく方がもし何かあった時にすぐ使えるので良いです。

 

まとめ

基本的にどちらの場合も終身で受け取れる年金をいかに準備するかというのがポイントになります。

人によって優先すべき選択肢は変わりますが

・農業者年金を利用し終身年金を増やす
・年金の繰り下げ受給を利用し終身年金を増やす
・貯め時でまとまったお金も貯める

この3つがポイントでした。

長期で運用ができるのであれば、投資などで効率的に資金を準備するという事もいいでしょうが、iDeCoなどは途中で引き出しができないので、就農して不安定な時期は流動性のある現金やつみたてNISAで準備する方がよいでしょう。

50代でも3つのポイントを押さえれば十分準備できます。

よく言ってますが、ずっと働けるから老後資金の準備は必要無いと考えずに計画的に老後資金は準備するようにしましょう。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

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