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農家の老後資金準備の方法とは?

こんにちは、農家の方に特化し

家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

 

今の世の中は

老後は大丈夫なのか?

と世の中の関心はとても高いようです。

 

 

人生100年時代と言われており

ニュースや新聞でも年金や社会保障の

改正などにむけた話が国会で進んでいる

というような内容もよく目にするように

なってきました

 

 

それに加えて雑誌や本で目にするのは

 

年金制度は将来どうなるのか?

老後に必要なお金は何千万、、、

 

このように漠然と不安を煽られてはいるものの

具体的解決が見えていない方が多いようです。

 

何故このようになってしまうのか?

 

それは沢山な情報が飛び交うので

結局何がポイントなのかわからなくなってしまっている

という方が多いからだと思います。

 

ですので今回はそんな老後に対しての

漠然とした不安を少しでも減らして貰えるよう

「老後資金準備」についてポイントを抑えて書いていきたいと思います!

 

もちろん細かい金額は人それぞれですが一般的な数字をもとにしておりますので

イメージを持ってもらうには十分だと思います!

 

 

 

難しく思われがちな老後資金準備のポイント整理

老後資金準備のポイントとしては

 

  1. 公助※1、共助※2による収入の計算
  2. 老後に必要な老後資金(支出)の計算
  3. 1(収入)-2(支出)で足りない分を自助努力で準備

 

※1:年金など

※2:子供からの仕送り等

 

以上の3つです!

 

あれ?こんなもん?

と思われたかもしれませんが

 

そう老後資金準備のポイントは難しいくとらえられがちですが

このように簡単な3ステップですので気楽な気持ちをもって

一緒に考えていきましょう!

 

 

※前提条件として
・老後を年齢受給開始年齢の65歳の定年からとします。
・国民年金を20歳から60歳まで保険料を満額納付。
・法人化していない農家の方の大多数の方は国民年金に加入されているかと思います
ので年金は国民年金の受給額で計算します。

・夫婦90歳まで生きた設定とします。

 

※ご参考↓↓
厚生労働省によると2016年の日本人の平均寿命は
男性が80.98歳
女性が87.14歳

ただし、公式なデータではありませんが農業従事者の方は
比較的この数値より長生きの傾向があるようです!元気が一番!

 

 

 

1、公助、共助による収入の計算

 

それではまずは老後にいくらお金が入ってくるのかを計算します。

基本的に国から定期的に受け取る事のできる収入は年金のみでしょう。

 

そうなると一人あたり将来受給できる国民年金は

満額で年間約78万円(H29年度)ですので

 

それが夫婦二人分で

78万円×2人分=156万円(年間)

 

この156万円が夫婦で1年間に受け取れる金額となります。

 

 

それに65歳から90歳までの25年を掛けると

156万円×25=3,900万円

 

つまり夫婦の年金による収入は90歳までに総額

3,900万円

となります。

 

ここに

・サラリーマン時代がある人は上乗せ分の厚生年金

・アパート経営等の賃貸収入(不労所得)

・子供からの援助

 

 

など定期的に入ってくる収入が加算されます。

人それぞれの金額がだいぶかわってきますので

今回は考慮しておりません。

 

※国民年金の受給目安の簡単な計算として
2万円×保険料納付年数=年間の受給金額です。
(実際は若干少なくなります)

例えば
国民年金を35年納めた場合は
2×35=70万円というような具合です。
計算の際に参考にしてみて下さい!
(もしわからない場合はコメントやお問い合わせからメッセージ
頂ければ可能な限りご相談に乗ります!)

 

 

では入ってくるお金がわかったのなら

今度はどれだけお金が必要か(支出)を

計算してみましょう!

 

 

2、老後に必要な老後資金計算(支出)

そもそも老後に必要なお金はいくらなの?

 

この金額がわからない事には資金準備計画はじまりませんよね。

こちらも計算方法はいたってシンプルです。

 

(寿命-65歳) ×  年間に必要な生活費 = 老後に必要な資金

 

人によって生活費というのはバラバラなので一概には言えないのですが

一般的に夫婦で最低限必要と言われている生活費が22万/月と言われてます。

これを先ほど上記した計算式に当てはめて計算します。

 

(寿命-65歳) ×  年間に必要な生活費 = 老後に必要な資金

↓↓↓

(90歳-65歳)   × (22万 × 12ヶ月) =  6,600万円

 

つまり65歳以降90歳までに必要なお金は

 

6,600万円 ということになります。

 

3、1-2で足りない分を自助努力で準備する

いよいよ最後のステップです

1の収入から
2の支出の金額を引いてみると

①3,900万円-②6,600万円 = ③-2,700万円

 

つまり
年金の収入から生活に必要な支出を計算すると

25年間で  -2,700万円

が足りないということがわかります。

 

あとはもうおわかりですよね?

そう!

2,700万円自助努力で準備するというのが

一般的に言われている老後資金準備ということになります!

 

 

 

効率のいい「自助」での準備方法

 

ではこの2,700万円とういう大きな金額

どのように準備していけばいいのか?

 

もちろんこつこつ貯金していくのもありですが

できれば効率よく準備していきたいものです。

農家の方で一番メジャーな老後資金の準備方法と言えば

 

  1. 農業者年金
  2. (みどり)国民年金基金
  3. 確定拠出年金(iDeCo)
  4. 小規模企業共済

 

これらがあげられると思います。

簡単に説明をすると

1.農業者年金と2.(みどり)国民年金基金

 

この2つの制度は運用方法の違いはありますが

どちらも生きている間はずっと受け取れる

終身年金となっております。

国民年金の上乗せとなる位置づけの年金となっており

サラリーマンと同じ厚生年金のような

2階建ての年金受給の仕組みを作ることができます。

注意点としてはこの2つの制度は併用不可となっています

 

 

農業者年金については

別の記事でも詳しく書いていますので

こちらをご覧ください!

農家が入れる農業者年金は最高の年金?

 

農業者年金の税の優遇措置って何?メリットを詳しく解説!

 

 

あと詳しくは農業者年金基金の公式サイトも

ありますのでご参考にして下さいね。

 

 

 

3.確定拠出年金(iDeCo)

あらかじめ自分で決めておいた掛け金を拠出し

60歳以降の受け取り開始までに

自分でお金を運用して将来受け取る事のできる制度です。

 

農業者年金や国民年金基金と違い

受け取りは終身年金ではありませんが

自分で運用できるのでまとまった資金を準備したい方

は向いているかもしれません。

ただし、こちらは農業者年金とは併用ができません

 

詳細が知りたい方は

僕の記事でも詳しくまとめていますので

こちらをご覧下さい!

使わないともったいない!?今話題の確定拠出年金(iDeCo)って何?農家も利用できるの?

(結構頑張って長く書いてますので是非w)

 

 

あとは個人型確定拠出年金(iDeCo)の公式サイトも

ありますのでそちらもご覧になられてみて下さい!

節税のシミュレーションなどもできるので役に立ちますよ!

https://www.ideco-koushiki.jp/(iDeCo公式サイト)

 

 

4.小規模企業共済

主に自営業者の退職金としての位置づけの制度です。

自分で運用はしませんが、60歳以降自分のタイミングで

引き出す事ができます。

 

これもこちらの記事で詳しく説明しているので

ご参考にされてみて下さい(^^)

農家に退職金!?メリット豊富な小規模企業共済とは?

 

 

 

 

 

 

 

この4つの制度が何故効率のいい準備方法なのか?

それぞれ色々とメリットはありますが

やはり共通した一番のメリットは

 

運用して掛けたお金より将来多く受け取れる

 

これが最大のメリットになります。

農業者年金なんて終身年金なんで長生きすればするほど

掛けた分より多く受け取ることができます!

 

低金利のご時世に銀行に預けていても雀の涙ほどの利息しかつきません。

これらの制度にももちろん注意点もありますが

上手に活用すれば老後資金準備に大変有利な制度だと言えます。

 

さらに大きな1つのメリットとして

 

掛け金が全額所得控除になる!

 

いわゆる節税ってやつですね♪

 

ちなみに節税の効果がどれくらいあるのか

確定拠出年金を利用した場合の

シュミレーションを見て貰いましょう。

 

 

現在40歳の自営農家の方で課税される所得が300万円

※課税所得金額とは総所得金額から基礎控除、社会保険料控除などを控除したあとの額で課税の対象となる金額

60歳までの20年間に毎月2万円(年間24万円)を

いずれかの制度で老後資金準備に回したとします。

 

そうすると掛け金は所得控除となり

所得税と住民税が課税されなくなりますので

 

24万円 × 20%(所得税、住民税) = 4万8000円

 

この4万8000円を年間節税できる事になります。

さらにこれを20年続けると…

 

4万8000円 × 20年 = 96万円

 

96万円!!!!

 

こんなに得することができるのです。

定期預金に預金してたら勿体無いことがわかりますよね?

所得控除による節税なかなかあなどれませんね….

 

少し触れただけですが、このような制度を有効活用し効率よく

賢く老後資金準備をされることをおススメします。

 

 

あと補足になりますが

これらの制度以外にも付加年金といって

先に紹介した4つの制度に比べ

掛け金の上限は低く多くは掛けられないのですが(月400円まで)

元を取るという事だけ考えると

実は先に紹介した制度と比べて

断トツでいい制度となっています。

 

掛け金も月400円の負担だけですので

加入はマストですよね!

 

脱サラ新規就農する方は特に

厚生年金から国民年金に切り替えの時に

一緒に申し込んでおきましょう!

ちなみに役所はこちらから言ないと

教えてくれません、、。

 

この付加年金についての詳しいことは

こちらの記事で詳しく書いています。

2年で元が取れる年金とは?

 

 

 

まとめ

繰り返しますが、これまでご紹介してきたのは

あくまで一般的な設定となっておりますので

実際は家族の状況や将来設計やライフスタイルにより変わってきます。

それを明確にする為にライフプランを作成し将来について

しっかり考えることが重要になります。

 

何かご不明な点や気づきがございましたらコメントやお問い合わせより

ご連絡いただけますと回答いたしますのでご利用ください!(^^)/

 

最後に

いろいろ老後資金の準備について書きましたが

個人的には農家の一番の強みというのは

体力の許す限り定年が無く働けるというところにあると思います。

人生100年時代において大きな強みだとも言えます。

ただ、備えあれば患いなしですので資金準備も別に

しっかりやっていきましょう!

 

 

長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

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