農業者年金に加入する前にやるべき事とは? こちら←

農家は間違った老後資金準備で知らないうちに1000万円以上も損してる!?

 

こんにちは、農家の方に特化して

家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

 

長寿国では人の寿命は1年に約3カ月も

延びているというデータがあり

これが10年になると約2~3年

寿命が延びていることになります。

 

ちなみに2007年に生まれた子供の半分

100歳どころか、なんと107歳まで生きると言われています。

 

 

ちなみに、農家さんの場合は普通の人よりも

長生きで病気になりにくいというデータを

早稲田大学が発表してました。

「ピンピンコロリ」農業者は長寿で元気 国内初「農業者の後期高齢者医療費は非農業者の7割」を証明 – 早稲田大学

 

 

 

そして、そんな長生きの時代に備えて

各保険会社も競うようにして

長生きに対する保険というものを

沢山販売し始めています。

 

CMとかでガンガン流れているので

知っている人も多いかもしれませんが

日本生命のグランエイジや第一生命のながいき物語

というものがあります。

 

これらは、商品名こそ違いますが

『トンチン性』という仕組みを利用し

作られた保険になり、その名も

『トンチン年金』と呼ばれています

 

 

このトンチン年金の詳しい仕組みなどを

定期的に執筆させて頂いているマネーの達人さんで

詳しく書いてみましたのでもしよければご覧下さい。

記事はこちら↓

男性が90歳まで生きる確率1/4に賭ける「トンチン年金」 加入前に老後のシミュレーションをしっかりしよう。 | マネーの達人

 

 

 

こちらの記事では

あまりストレートな表現はしてませんが

トンチン年金はそこまで有利な老後資金対策ではないです。

 

記事の中でも説明していますが

トンチン年金には加入せずに

年金の繰り下げをした方が断然有利

というケースがあるからです。

 

 

ちなみに記事の中では

同じ1200万円の老後資金を準備したのに

トンチン年金に加入した人と

年金の繰り下げ受給をした人では

なんと約500万円も使えるお金に差がでます。

 

実際に比較したものがこちら↓

 

というよりも

トンチン年金に加入したら500万円損をする

という表現の方が正しいのかもしれません(笑)

 

なぜ、こうなるのかという一般的なお話は

こちら↓でご確認下さい。

男性が90歳まで生きる確率1/4に賭ける「トンチン年金」 加入前に老後のシミュレーションをしっかりしよう。 | マネーの達人

 

 

 

トンチン年金は農家にとって有利なのか?

 

だけど、いや、しかし待てよ。

農家の場合はどうなの?

と思われるかもしれませんね。

 

確かに、農家さんの場合は

サラリーマンに比べて年金受給額というのは少ないと思います。

 

しかし、農家にはこのトンチン年金を

検討する前に考えておきたい制度というのは

いくつもあります。

 

農家の老後資金準備に関する記事は

以前から色々と書いていたので

ご紹介しておきますね!

 

知らないと損!?農家さんが使える4つの老後資金準備制度を比較!

 

こちらはタイトル通り農家さんが利用できる

老後資金準備の制度をまとめたものになっています!

 

 

では、せっかくですのでこの中の「農業者年金」を

先ほどのトンチン年金と少し比較してみましょう!

 

 

農業者年金とトンチン年金の比較

 

トンチン年金は上で紹介したように

1200万円の保険料を支払えば

70歳から毎年60万円を受け取る事ができます

 

ですので、元を取るのは20年後の90歳になりますね。
(男性の場合です。女性はもう少し長くなります)

 

 

では、農業者年金の場合はどうでしょうか?

 

30歳に加入し59歳まで毎月3万3000円を

積立てた場合は約1175万円を保険料で支払う事になります。

ちょうど1200万円とはいきませんでしたが

一旦こちらで計算してみたいと思います。

 

 

そして、この場合

農業者年金ではなんと毎年88万8千円を年金として受け取れます。

 

年金額のご試算~自分でできる年金額シミュレーション~|農業者年金の紹介|独立行政法人 農業者年金基金 より試算

 

こちらはトンチン年金の20年と比べ

約13年で元が取れる上に

 

両者の受け取り金額を比較してみると

トンチン年金・・・60万円

農業者年金・・・・88万円

 

なんと保険料が同じなのに

受け取り額に毎年22万円の差が開いてしまいます。

 

つまり

10年で220万円

15年で330万円

20年で440万円

 

と、どんどん差がついていきます。

 

 

さらに、農業者年金の場合は

65歳からの受け取りですので(トンチン年金は70歳~)

その5年間×88万円=440万円

まるまる差がつきます。

 

 

つまり、先ほどの分と合わせると

10年(80歳)で220万円+440万円=660万円

15年(85歳)で330万円+440万円=770万円

20年(90歳)で440万円+440万円=880万円

 

 

こんなに差がついてしまうんですね!

もちろん言うまでもなく

もっと長生きしたらさらに差が開きます。

 

 

 

受け取り金額を合わせた場合

では、次は少し趣向を変えて

トンチン年金で受け取れる60万円/年を

農業者年金で受け取る為には

いくらの保険料が必要になるのか試算してみました。

 

先ほどと同様に30歳から59歳までの

30年間で準備していく条件とした場合

結果がこちら↓

年金額のご試算~自分でできる年金額シミュレーション~|農業者年金の紹介|独立行政法人 農業者年金基金 より試算

 

 

受け取り金額は61万8900円

とトンチン年金の60万円に比べて少しだけ多いですが

ほぼ同じ水準だと考えたとして

 

確認して貰いたいのはその支払った保険料ですが

農業者年金の保険料総額は

818万8000円となっています。

 

 

トンチン年金が1200万円でしたので

受け取る金額が同じなのに保険料は実に

381万2000円の差となります。

 

 

 

さらに差がつく優遇制度

ここまでで、十分に農業者年金に優位性が

あるとお分かり頂けたかと思います。

 

しかし、農業者年金には他にもメリットがあることを

もしや、お忘れではないですよね?

 

知らないという方はこの機会に確認されて下さい。

 

政策(国庫)補助

 

若手の認定農業者や認定新規就農者の方などは

以下のように政策(国庫)補助が利用できます

Q:国庫補助額・補助期間は、どれくらいですか。|Q&A|独立行政法人 農業者年金基金

 

 

 

 

もし、これを利用し農業者年金で

先ほどと同じ60万円の終身年金を

受け取るようにした場合の保険料総額は

30年間で674万円となります。

 

年金額のご試算~自分でできる年金額シミュレーション~|農業者年金の紹介|独立行政法人 農業者年金基金 より試算

 

 

先ほどの政策(国庫)補助を利用していない

パターンの保険料総額が818万8000円でしたので

農業者年金だけでも補助を利用するかしないかで

144万8000円の差があるという事になります

 

 

そして、トンチン年金の場合は

保険料が1200万円でしたので

526万円の差になります。

 

少し大袈裟に言えば半分に近い保険料で

トンチン年金同じ効果(年金額)が得られます。

 

 

逆に言えば

早めに準備していなかった事で

将来、終身年金を準備したいと思ったら

それだけ大きなコストを支払う事になります。

 

 

全額が社会保険料控除

もう一つのメリット、これは簡単にご紹介しますが

支払った保険料を1年の所得から差し引ける

「控除」に関する違いです。

 

 

トンチン年金は契約の内容によって

生命保険料控除個人年金保険料控除となり

いずれも控除上限額は4万円/年ですが

 

それに対し農業者年金は

全額が控除(社会保険料)できます。

 

つまり

農業者年金で年間24万円(月額2万円)

保険料を払っていたとした場合は

農業者年金の方が20万多く控除できる事になり

 

仮に所得税と住民税で20%引かれていたとしたら

年間で4万円も税金が違ってくるという事に

 

 

これが30年続けば

120万円の差となります。

 

人によって個人差はあるでしょうが

僕はこの差はとても大きな差だと思います。

 

 

 

 

まとめ

間違った老後資金準備の方法を選択すれば

これらの条件をすべて考慮したら

お金の使い方次第で知らないうちに

1000万円以上も損している事になります。

 

もちろん、これは30歳で加入したという条件で

試算していますので年齢によって結果は異なります。

 

しかし、今回特にお伝えしたかったのは

世間で騒がれている(多少ですが)

「トンチン年金」が農家さんにとっても

いいものとはなかなか言えないという事を

ご理解頂けたらいいなと思いこういった比較をご紹介しました。

 

さらに、これはトンチン年金に限った事ではなく

民間の保険会社の個人年金などもこれと同様ですので

検討する際には注意が必要です。

 

 

「老後の事は今考えなくても、、、。」

ではなく、今だからこそできる

有利な老後資金準備をされてみては

いかがでしょうか。

 

 

今日も最後までお読み頂きありがとうございました!

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