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新規就農時の国民年金の未納はどうしたらいい?

こんにちは、農家の方に特化して

家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

 

新規就農した時は家計が苦しくて

どうしても国民年金保険料が払えずに

仕方なく未納している分があるという人も

いらっしゃるかもしれません。

 

そのままではいけないなーと思いつつ

ずるずるとそのままにしてしまっているという方に

 

保険料の未納はどうした方が一番いいのか?

 

そういった点について今回はお話ししたいと思います!

 

 

未納するとどうなるの?

 

保険料を未納した場合に

ほとんどの方が考えられるのは

将来受け取れる年金が減る

ということだと思います。

 

 

ただ、減るだけならまだしも

未納の期間が長くなりすぎて

10年以上の資格期間を満たして

いない場合は年金が受け取れない

という場合もあり得ます。

詳しくはこちら↓

必要な資格期間が25年から10年に短縮されました|日本年金機構

 

さらに、老後だけではなく

聞かれたこともあるかもしれませんが

年金には他にも「障害年金」「遺族年金」

という2つの給付があります。

 

しかし、未納にしている期間が

長くなると、先ほどと同様に

これらも受給する事ができなくなる

ということも考えられます

 

これらのデメリットについては

詳しくはこちらの記事に詳しく書いていますので

参考にされてみて下さい!

やっとの思いで新規就農!しかし国民年金保険料が払えない!そんな時に役立つ2つの制度!

 

※こちら記事には新規就農の時期に

保険料を支払うのが少し厳しいという

時に使える制度もご紹介しています!

 

 

 

 

ですので国民年金保険料を未納した場合は

今受け取れる年金が無くなる

というリスクもあるという事になります。

 

 

 

 

追納を利用しよう!

 

もし国民年金保険料を未納している場合に

遡って支払うことができる「追納」という制度があります。

 

しかし、遡れるのは2年までとなっていますので

注意が必要です!

 

※免除と猶予制度や学生特例の

利用者は10年まで可能です。

 

 

 

どれくらい増えるの?

じゃあ、追納したら実際将来受け取れる年金額が

どれくらい増えるの?というのが重要でしょう。

 

農家の場合は老後に受け取れる終身年金というのは

基本的にはこの国民年金のみとなります。

 

人生100年時代と言われている今の時代では

なるべくこの終身年金の額を増やすことは

重要な老後対策だと言えます。

 

ですので、出来る限り満額に

近づけておきたいところです。

 

 

では、追納した場合にどうなるのか

少し計算してみましょう。

 

国民年金保険の満額受給は

40年しっかり支払った場合に

受け取れる年金は

月額65,008円となっています。

(平成31年現在)

 

これを1カ月辺りの

保険料負担で計算すれば

(65,008円÷40年)

約1,625円となりますので

 

未納の1カ月分を追納した場合は

この約1,624円将来の年金額に

上乗せされるという事になります。

 

 

2019年度の国民年金の保険料が

16,410円/月ですので

 

単純にトントンになるのは

年金を受給し始めて

10年後に元が取れることになり

11年以降は払った以上の分が

受け取れるという事になります。

 

 

 

この金額だけ見られると

なんだか、別に無理して

払わなくてもいいんじゃないの?

 

と思われるかもしれません(笑)

 

 

しかし、お金が増える以外にも

追納するメリットがあるので

 

これだけで判断するのは、ちょっと危険というか

場合によってはかなり損してしまう場合もあります!

 

 

 

 

追納するメリット

 

では、将来の年金額が増えるという

メリット以外には何があるのか

 

大きく分けてメリットは3つあります

 

①社会保険料控除になる

② 繰り下げ受給の場合にはより有利になる

③物価の上昇に対応

 

 

それぞれ見ていきましょう

 

①社会保険料控除になる

国民年金というのは社会保険料の一種ですので

もちろん追納した場合でも支払った年の所得から

社会保険料控除として差し引くことができます

 

例えば、所得税と住民税の合計で

20%課税されている方であれば

1カ月分の保険料(1万6410円)を

追納した場合は3,282円の税金が

戻ってくるという事になります。

 

② 繰り下げ受給の場合にはより有利になる


国民年金は原則65歳から受け取れますが

これの受給を遅らせることができ(繰り下げ受給)

1カ月遅らせることで年金の受給額が0.7%増えます

 

70歳までの5年間は繰り下げ受給が

可能ですので、最高で42%の増額ができるます。

 

もちろん、増額される元の年金が

満額に近ければ近いほど有利な制度となっています。

 

③物価の上昇に対応

将来、物価が上昇したときには

この国民年金の支給額が調整される

という仕組みになっています。

 

先日発表されたニュースにもあったように

物価が上昇しているので支給額が0.1%増やされました。

 

 

厚生労働省は18日、2019年度の公的年金の支給額を0・1%引き上げると発表した。年金額を抑える「マクロ経済スライド」が4年ぶりに実施されるため、支給額の伸びは物価や賃金の伸びより低く抑えられる。実施は04年に制度を導入してから2回目になる。少子高齢化の中で将来の年金水準を維持するというスライドの機能は、十分働いていない。

一部引用:年金抑制策、4年ぶりに実施 支給額は0.1%引き上げ:朝日新聞デジタル


(ただ、マクロ経済スライドの調整も入るので

物価上昇分、支給額が上がるわけではありませんが

ご興味ある方は調べてみられて下さいね。)

 

 

本題に戻ります。

ですので、普通に預金している場合や

民間の保険の個人年金などでは

物価の上昇には対応できないので

 

その場合は国民年金のこの仕組みの方が

有利だといえるでしょう。

 

 

以上の3点が追納のメリットとして挙げられます。

このように将来の年金額を増えるという以外にも

国民年金の追納を利用するメリットは十分あります。

 

 

 

まとめ

今回の未納している年金をどうすればいいのか?

という話をまとめてみますと基本的には

『未納の分は2年以内に追納しましょう』

という事です。

 

そのメリットはお伝えしたように

 

・将来の年金受給額が増える

・障害年金、遺族年金の受給期間

・社会保険料控除になる

・ 繰り下げ受給の場合にはより有利になる

・物価の上昇に対応

 

といった点が挙げられます。

 

 

最近では、未納している場合に所得が多い方では

強制徴収の動きもありその場合には

10%以上の延滞金が課せられる

という事もあるそうですので

 

就農して家計に余裕がある場合は

ねんきんネット年金定期便

2年以内の未納が無いか確認して

 

もし、未納がある場合はお近くの市町村役場の窓口

もしくは、年金事務所にご相談され、できるだけ

未納の分は支払われる事を個人的にはおススメします。

 

 

 

 

おまけの話(任意加入)

もし、2年間のうちに未納した分を

追納ができなかった時には

もう満額に近づける事は不可能なのか?

と考えてしまうかもしれません。

 

しかし、そんな場合でも

年金額を満額に近づけられる制度があります。

 

通常国民年金保険料の支払いは

60歳までとなっていますが

 

国民年金が満額でない方は

『任意加入』といって60歳以降にも

国民年金に加入し保険料を支払うことで

受給金額を満額に近づける事ができます。

任意加入制度|日本年金機構

 

 

ただし、65歳未満まで使える制度となっており

任意加入できる期間が限られているのに加え

この制度が自分達が60歳になるまで

確実にあるというのもわかりません

 

ですので、基本的には未納している分は

2年のうちに追納し、現役時代に

満額に近づけるようにしましょう!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

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