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農家の老後資金準備と1流の農家になる為の共通点とは?

こんにちは、農家の方に特化して家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

サッカーに関心が無い人には興味が無い話題かもしれませんが、昨日はサッカー界で「神の子」と言われているフェルナンド・トーレス選手の引退試合を観戦しに行ってきました。

プレー自体ももちろん素晴らしいものでしたが、やはり何かを成し遂げる1流の人は人への気遣いや立ち振る舞いなど、人として素晴らしいなと遠目で見ていても感じさせられました。

 

帰りの電車の中でぼんやりと『1流の人間』について考えていて、ふと昔読んだ「夢をかなえるゾウ」という本のことを思い出しました。

 

 

 

目次

環境が人を変える

 

以前ドラマなどにもなっているのでご存知の方も多いかもしれませんが、うだつの上がらない主人公の青年の前にインドの神様【ガネーシャ】が現れ、1流の人間になり成功する為に様々な課題を語ってくれるという、いわゆる自己啓発の本です。

 

この本の中で

「人間は意識を変えることはできない」

 

「具体的に環境を変える」

 

「環境が人を変えてくれる」

といった事が語られる場面があります。

 

夢を実現させ1流になるためにテレビを観る時間を減らして何かを頑張ろうと意識するのではなく、テレビのコンセントを抜いたり、いっそのこと処分してしまって環境を変えること。

また大きな借金をすることで、支払いの期限までに何とかそのお金を返そう(=お金を作る)とするといった事を本では語られていました。

 

 

というように、別に「夢をかなえるゾウ」に限らず、この手の本ではよく書かれている内容ですが、

人の意思とは弱いものだから環境を変える(整える)ことはとても大事だよという話です。

 

 

老後資金準備に最適な環境とは?

 

じゃあタイトルに書いてる農家の老後資金準備と何の関係があるの?と思われるかもしれませんね。

 

例えば、この本の中では過去の偉人が夢を叶える為に行った行動を引用して語られるのですが、

その中に、あのケンタッキー・フライド・チキンで有名なカーネルサンダースの話が出てきます。

 

カーネルサンダースは元々はカフェを経営していて、老後は年金で余生を送ろうと考えていたそうですが、いざ老後になった時に貰える年金がとても少なく、このままではマズいということで、カフェを経営していた時に人気だったフライドチキンの売り方を売ったという事。

その後はもう語らずともわかりますよね。

 

カーネルサンダースの場合も年金が少なくて思っていた余生が過ごせないという「環境」になった為、今日では知らない人はいないくらいのサービス(会社)を作っているとも言えます。

 

 

じゃあ、これを老後資金準備という視点で考えてみた場合に、サンダースの行動は正しいのかと言うときっとそうでは無いと言えるでしょう。

フライドチキンの売り方を売ることは、年金が少ないという環境に身を置いたことが原動力となり湧き出たアイディアだったかと思います。

 

ただ、だからといって他人が同じ環境になった場合に事業で100%上手くいく保証もありませんし、健康面でもずっと働き続けられるかもわかりません

 

そもそも、サンダースも将来自分が受け取る年金が少ないという環境を事前に知っていれば、きっと将来の為にきちんと老後資金を準備したのではないでしょうか?

 

 

実際に行動に移しているのは

今年の6月頃の老後資金2000万円問題でも、将来自分は年金だけでは暮らしていけなさそうだと、

自分は今のうちからきちんと準備する必要があると自分の置かれた環境を理解した沢山の人が良くも悪くも一気に行動に移していました。

 

 

老後資金準備が気になってても、ずっとそのままにしているという農家さんも多いでしょう。

老後資金の準備をしないといけないなと思っていても行動に移せないのは、本当の意味で自分が置かれた環境を理解していないからです。

 

最初にも書きましたが、人の意思とは弱いものだから環境を変える(整える)必要があります。

じゃあ、どうすればその環境を整えられるかという話をしますね。

 

 

老後資金準備の環境を整えるには

 

知っておきたい3つのポイントはこちら

1、老後にどんな生活をしたいかイメージしいくらお金が掛かるか知る

 

2、将来受け取れる年金はいくらなのか知る

 

3、老後資金の準備方法を知る

 

これらの事を知る事で自分が今置かれた環境が理解出来て、今よりも前向きに老後資金準備に取り組むことがきっと出来るでしょう。

もちろん実際に準備を始める時にも、意思だけでなく環境(仕組み)を整えることが大事です。

 

そのためには、まずはライフプランを作成し老後はもちろん今後いくらお金が掛かってくるのか、きちんと『見える化』してあげましょう。

ずっと目を背けてきたことを受け入れるのには少し勇気が必要かもしれませんが、その環境に自分がいるんだと理解できれば、その為に必要な行動が出来るようになるはずですので、是非一度ライフプランを作ってみられることをおススメします!

 

まとめ

今回の話は自分で農業を始めた人は特によく分かる話だったかもしれませんね。

始める前は大丈夫かなと思っていても、いざ大きな借入れなどをして就農しその環境に身を置いたからこそ今があるのではないでしょうか。

 

今回の『環境を変える』というのは1流の農家になる為に必要な1つの方法にしかすぎないと思いますが、それでも今回の話が少しでも参考になれば幸いです。

 

では、最後までお読みいただきありがとうございました!

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