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100万円以上も変わってしまう!?農家が老後資金準備を始めるタイミングとは

こんにちは、農家の方に特化して家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

僕の事務所にお問い合わせやご相談に来られる方からよく

「老後資金の準備はいつからやればいいのか」

というご質問を多く頂きます。

 

将来老後になった時に自分がどういう風になっているのか、また今のうちから老後をイメージして、それに対して準備をするというのはなかなか難しいところかもしれません。

 

すでにこういった老後を過ごしたいとか、引退したらこういったことがやりたいと具体的にイメージできている人もいるかもしれませんが、

反対に全くイメージができていないという方も多いでしょう。

というよりも20年30年も先のことであれば後者の方が大多数かと思います。

 

では、そういった方はいつから老後資金準備を始めていけばいいのかどういう風に考えればいいのかということを少しお話しします。

 

ただ、自分たちの価値観や独身のご家庭やご夫婦二人など条件によって変わるので、具体的にどれぐらいの金額が必要になるかっていうよりも、老後資金準備って早めに始める事でこれだけ金銭的なメリットがあるという話をシミュレーションを中心に解説していきます!

 

目次

老後資金準備の必要性の考え方

その前にまず、理解しておきたい老後資金準備のポイントがあります。

どれくらいを目標にするのか

将来老後にこういった生活がしたいというイメージが具体的になかったとしても、お金に困らずに最低限の生活は送れるようにしたいという欲求は皆さんあるかと思います。

ですので、 まずは何からやればいいのかわからないという方は、今の生活水準で老後を過ごすというのを一つの目標にされてみてはどうでしょう。

 

長く働けなくなった時の為のリスク対策

また、農家の場合はずっと働けるので、別に老後資金準備なんてわざわざしなくてもいいじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、自分が老後に何をしたいかいうのがわからないのと同様に、 20年後30年後に自分が元気で働けているって言うのは誰もわかりません。

ですので、 もし万が一働けなくなった時のリスク対策として、やはりお金を準備しておくというのは有効な対策になるかと思います。

 

いつから老後資金準備を始めるか

それを踏まえて、いつから老後資金準備を始めれば良いかと言うと、やはりできるだけ早い段階でコツコツとやっていく方が良いかと思います。

 

よく考えると、農家の場合は基本的に国民年金だけ年金は受け取れますが、サラリーマンはそれには乗せした厚生年金の保険料を若い時の働いてる時から負担しているので、別に30代から老後資金準備をしたとしても不思議なことではないかと思います。

 

若い時に老後資金準備にお金を回すのは少し大変かもしれませんが、それだけ早く準備に取り掛かることができればトータルの金額で考えるとその方がいいという事になります。

 

 

農業者年金でシミュレーション

ここで、分かりやすいように農業者年金を例にして、

現在30歳と40歳の男性で比較して簡単なシミュレーションを2つ行ってみたいと思います。

1つ目:掛ける総額を合わせる

2つ目:受取の総額を基準に毎月いくら掛け金を支払うか

 

※もちろんこれば現在の農業者年金の制度で3%の利回りとなった場合でシミュレーションしておりますので、実際に必ずこの数値通りになるという訳ではありません。

 

掛ける総額を合わせる

では早速1つ目の掛け金の総額を合わせた場合に、老後資金準備を始めるタイミングが違えば、将来受け取れる年金がどれくらい違うのか見ていきましょう。

 

今回は農業者年金にトータルで720万円を掛け金として支払ったとしたら

 

30歳:毎月2万円を30年間

40歳:毎月3万円を20年間

 

払い込みの期間が異なるので毎月の掛け金は異なりますが、これでどちらも掛け金の合計は720万円となります。

 

 

この場合に将来受け取る年金額がどれぐらいかかるのかというと

 

30歳:54万6800円/年

 

40歳:47万5800円/年

 

という結果になります。

※運用利回り平均3%で試算

 

年間で7万1000円の差となります。

 

つまり、農業者年金は65歳からの受け取りなので

10年(75歳)→ 71万円

 

20年(85歳)→142万円

 

30年(95歳)→213万円

というように、長生きする程差は広がっていきます。

 

もちろんこれは農業者年金基金が預かった保険料を運用しているのでこのような差が生まれることになります。 

 

そして、早めに準備をするだけでこれだけの差額分は準備する必要がなくなるということになります。

 

 

ここで思い出してもらいたいのが、支払った掛け金というのは30歳でも40歳でも同じです。

 

つまり、40代になって老後が見えてきたらとか、お金に余裕が出てきたら掛け金を多くして準備していけばいいと考えると大きく損をしてしまう事になります。

 

日本人が一番やってしまいがちなのは、ある程度の貯金ができてからそのお金から掛金を支払っていくというものです。

確かにその方が安心かもしれませんが、30歳と40歳のシミュレーションを見ていただいても分かるように、銀行に預けていておくだけでは将来これだけ大きな差になってしまい、大きな機会損失となることがわかりますね。

 

 

受取の総額を基準に毎月いくら掛け金を支払うか

 

では、このままもう1つのシミュレーションを見ていきましょう。

先ほどは支払う掛金を同じにして試算しましたがが、今度は受け取る年金額を同じにして30歳と40歳ではどれだけ保険料の負担が変わるのかを確認したいと思います。

 

つまり、将来受け取りたい年金額から現役時代にいくら掛け金が必要かというのを逆算します。

 

 

今回は年金として毎年60万円を受け取る為にはという設定で、30歳と40歳では毎月の負担はどう変わるのか試算した結果がこちら

 

30歳では毎月2万2千円を30年間支払い続けると年間約60万円の年金になる(※正確には59万9100円)

40歳では毎月3万8千円を20年間支払い続けると年間約60万円の年金になる(※正確には59万9500円)

さて当たり前ですが、30歳の方が準備する期間は長いので毎月の負担は下がります。

 

ただ、実際に注目して頂きたいのは負担した掛け金の総額です。

30歳:毎月2万2千円を30年間=789万8000円

 

40歳:毎月3万8千円を20年間=908万2000円

 

という結果になります。

 

つまり老後資金準備を始めるのが10年遅くなると、同じ毎年60万円の年金を準備しようとしたら、

この場合118万4000円の掛け金の負担増になるという事です。

 

ちょっと見方を変えると118万4000円を無駄に支払うことになるとも考えられますよね。

 

 

先ほども言いましたけど、貯めたお金から農業者年金の掛け金に回すのが勿体ないのかという事になりますよね。

 

また、準備するべきお金が減るという事は、その分のお金を他の事につかえます。

そのお金を事業投資に回したり、普通に資産運用すればさらにその差は広がる事になりますよね。

そうやってお金を上手に回す事も大事です。

 

 

まとめ

今回は、農家の老後資金準備はいつから始めればいいのか?というよくある質問に対して、

農業者年金で具体的にシミレーションをして、早めに始めるとこれだけ有利だという事をお伝えしました。

 

もちろん、早い方が絶対にいいという訳ではなく、就農したては事業の方にお金を回す方がいいかもしれません。

また掛け金の負担が本当に厳しい場合は無理はしない方が良いでしょう。

※掛け金の支払いが厳しい場合は若い方であれば農業者年金で準備する場合、国庫補助などを利用する事も可能です。

 

ただ、老後資金準備は何も農業者年金だけではありません。

農業者年金は掛け金の負担は2万円ですが、小規模企業共済やiDeCoといった他の老後資金準備に使える制度もあります。

 

それぞれの制度の具体的な解説はこちらの記事を参考にされて下さい。

知らないと損!?農家さんの老後資金準備制度4つを徹底比較!

 

自分に無理の無い範囲で、将来の自分への仕送りだと思って老後資金準備に取り掛かってみられてはいかがでしょうか。

 

では最後までお読みいただきありがとうございました!

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