こんにちは、農家の方に特化して家計のお悩み解決をお手伝いしています
農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!
こちらの記事では過去に確定申告について書いた記事をまとめています。
それぞれの要約なども一緒にご紹介しているので、気になった記事は是非チェックされてみて下さいね!
では、早速それぞれの記事のご紹介を!・・・とその前に少し小話をさせて下さい、、、
目次
農家にも税務調査は入る
先日、農業関係の行政機関の方と打ち合わせの中で、『農家さんにもがっつり税務調査は入っている』という話を聞きました。
いやはや、すみません僕はその話を聞いて正直ちょっとびっくりしました(笑)
というのも勝手に農家さんには税務調査ってあんまり入らないのかなと思っていたので、、、。
(トーゴーサンとか言って、農家の課税所得の捕捉率が低いという話から勝手に勘違いしてたのかな?と思います)
ただ、よく話を聞くと、JAだけに出荷してるのではなく、自分で市場に卸した分の所得を申告していなかった方が多いという事なので、
そりゃ税務調査入るよね!
と思いました!笑
ですので、あなたのようにこの記事を読んで下さっている真面目な方には、そんな滅多な事が無い限り税務調査は入らないでしょうし、もし入ったとしてもきっと大丈夫でしょう!
確定申告の記事のご紹介
では、本題の確定申告の過去記事のご紹介です!
今年が確定申告初めてだよ~という方や何回もやっているけど中々慣れない・・・という方も多いですよね。
というのも、確定申告では中々見慣れない、聞きなれないワードが沢山出てきます(汗)
ですので、僕の記事では確定申告のやり方というよりも、それぞれのワードを解説したり、こういう所を意識すればきちんと確定申告が出来て無駄な税金や社会保険料を払わなくて済みますよ~という趣旨の内容になっています!
長年農業をされていたら慣れたものかもしれませんが、この機会にきちんと出来ているか一緒に確認してもし出来て無かったな~という場合は是非実践していきましょう!
番外編で細かい節税のテクニックについても最後にご紹介しますが、まずはこれらをきちんと把握していないとおそらく十分に活用出来ないと思います。
では、前置きはこの辺にして、早速3つの記事をそれぞれご紹介していきます!
経費
まず1つ目は皆さん大好き【経費】についてです!
記事の内容としては以下のようなものになります。
・どんなものが経費になる?
・経費は落とすのではなく積み上げるもの
・プライベートの支出も事業に関係あれば経費に出来る?
まぁ、知ってる人からすれば当然かもしれませんが、案外出来ているようで出来ていないのが確定申告というものです。
特に、経費というのは落とすのではなく【積み上げる】ものです。
つまり、課税所得(税金)を減らす為に無駄なモノを買うのではなく、本当に必要なものを購入した分だけを漏れなく経費に計上し(積み上げ)て納めるべき税金を納めた方が、本来は手元のお金(キャッシュ)は残ります。
今年は売上が良かったからと、経費に落とす為にアレも、コレも買っておこうなんて思っていませんか?
もちろんそれが本当に必要で、なおかつお金を生みだすなら、経費の使い方として正解かもしれませんが、
それって『本当に』、『今すぐ』必要なものでしょうか?
人はたとえ使ったお金が無駄な『浪費』だったとしても、勝手に、これは必要な出費だと言い訳してしまう心のクセがあります。
もちろん、これは経営だけではなく日常の出費でもそうです。
まずは、経営の方から無駄な出費をしそうになっていないか、よければ今回の記事をご覧になりながら少し考えてみられてはいかがでしょうか。
経費についての記事はこちら
↓ ↓
「新規就農者やこれから就農する方は必見!確定申告の話!【経費編】」
税金の話などに慣れていない、新規就農者さんでも理解しやすいように書いたつもりです!
知ってる人も知らない人も是非この機会にご覧下さいね。
※参考
農業所得の確定申告書の書き方が分からない!という方はお近くの税務署にお尋ねになるか、少し読むのに骨が折れますが、国税庁が出している以下のサイトや資料は仕訳や減価償却など考える際の参考になるかと思います!
控除
さて2つ目は、皆さんちょっと苦手な【控除】についてまとめた記事をご紹介したいと思います!
控除って何?という人には簡単に言えば、
『お金を減らずに経費に出来るもの』というイメージです。
経費については理解しているけど、控除ってなんだかとっつきにくいんだよな~と感じますよね。
今回の記事ではこれらについてまとめています。
・所得控除ってそもそも何?
・どんなものがあるの?
→支払ったお金や損失を控除
→支払いが無くても控除出来る
・得する!所得控除の知っておくべきポイント
経費の所では、経費は積み上げるものだから、無駄な買い物はしてはいけませんよ!とお伝えしましたが、
【所得控除】というのは、生きていく為の必要経費を課税所得から差し引いて(控除して)いいですよ~というものになります。
つまり、所得が下がるので、税金を安くすることが出来ます!
詳しくは記事をご覧頂きたいのですが、社会保険料や生命保険料などの、実際に支払ったお金はもちろん。
人的控除と言って、特定の要件を満たす場合は、お金を支払っていなくても控除(経費)にしていいよ。という仕組みです。
これは有効に使わないと損ですよね!
節税が上手な方は漏れなくこの控除についてマスターされています。
今回の記事でどんなものが控除の対象になるのか、知っておけば今よりも税金が安くなるポイントも一緒にご紹介しています。
控除の一覧表を記事の中で貼っているので、控除し忘れている!とならないようにチェックする時に是非使って下さい!
※ちなみにもし過去に控除をし忘れていても、5年間は遡って申告して税金の還付を受ける事が出来るので
「あっちゃー、あれもこれも控除になるんかー」という場合は是非還付申告されてみて下さいね!
控除についての記事はこちら
↓↓
タイトル:「続!新規就農者やこれから就農する方は必見!確定申告の話!【控除編】」
開業費
さて、ラスト3つ目の記事は、確定申告の開業費について書いた記事になります!
ん?ん?開業費?という方も多いと思いますが、これは新たに農業を始めるという時にだけ使える面白い?お得な確定申告の仕組みになります。
これから新規就農する方は、将来の税金を安く出来る可能性があるのでこちらの記事は必見ですし、もう就農してるよ~という方でも、
これから周りに新規就農する方がいれば、この開業費について教えてあげると
「あ、この人お金について詳しい!カッコいい!←」ってなるかもしれませんよ。
(まぁカッコいい!ってならなくてもきっと感謝されると思います笑)
さて、記事のご紹介の前に開業費の簡単な説明を少ししたいと思います!
脱サラして新規就農で農業をスタートさせるという方でも、
1つ目と2つ目にご紹介した「経費」や「控除」というのは何となく聞いた事があったかもしれません。
ただ、この【開業費】というのはなかなかなじみの無いワードになるのではないでしょうか?
この開業費とは簡単に言えば、『就農(経営開始)までに使った経費』の事です。
通常、経費というのはその事業年度に使ったものをその年の所得から差し引くものですが、
準備期間中というのは、まだ経営を開始していないのでそもそもの差し引く農業所得のお金ありませんよね。
また、細かい説明は割愛しますが、現在は次世代人材投資事業の準備型を受け取られていて研修中だよという方も、準備型の給付金は「雑所得」になるので、就農の為に使った経費を差し引くことが出来ません。
なので、研修中に農業に使ったお金であってもまだ就農していない(事業所得ではない)からと言って
・研修中に購入したもの
・本を買って勉強した本代や
・セミナーの参加費やその交通費
これらは経費にならないと思って
「レシートや領収書捨ててしまったよ!」
という方も案外多いものですが、
実はこれらのお金を経費にするタイミングはその年以外にあるんです。
そして、この開業費の面白い所は、経費にするのはいつでもいいという事になっているので、就農を始めて売上が上がった時に経費に落とす事が出来ます。
※ただ、税理士さんいわく5年以内が目安とは言われてました。
所得が上がった時に経費に出来るという事は、その分税金や国民健康保険料(翌年)が安くなりますし、
もし経営開始型の給付金を取られている方は、「この所得だと給付金が減らされる~」という時には役に立ちそうですね(笑)
というように
・税金や国民健康保険料も安くなる
・給付金も減らされなくなる
これらの可能性があるとなったら、これは是非活用するしかないですよね!
そこで、今回の記事では
・開業費とは何か?
・どんなものが開業費になるのか?
・開業費にならないものは?
・いつからの分が開業費に?
・どのように経費にする?
という内容をお届けしています!
是非、これから新規就農を考えている方や研修期間中の方は、開業費を上手に活用して無駄な税金や社会保険料を払わないように、
受け取れるはずだった給付金はしっかり受け取れるようにする為にも、是非一度今回の記事をお読みくださいね!
記事はこちら
↓ ↓
タイトル:ラスト!新規就農者やこれから就農する方は必見!確定申告の話!【開業費編】
番外編
個人農家の節税記事
冒頭で少しお伝えしていましたが、個人農家の節税についてまとめた記事がこちらになります↓
今回の「経費」や「控除」の仕組みが分かっていれば、より理解が進み身になる節税が出来るかと思います!
是非ご紹介した記事と合わせてご覧下さい!
まとめ
今回は確定申告に関する記事をご紹介しました。
税金の話ってやっぱり少し難しくなりがちですが、きちんとポイントを抑えて理解し、毎年きちんと意識して繰り返していけば自然と確定申告や上手な節税というのもだんだん出来るようになってきます。
すべてを一気にやろうとせずに、まずは出来る所から徐々にチャレンジされてみて下さいね。
では、最後までお読み頂きありがとうございました!