こんにちは、農家の方に特化して
家計のお悩み解決をお手伝いしています
農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!
さて、今回はタイトルにもあるように、今年の10月から火災保険料が値上げされる事になっています。
いったいどのくらい値上げになるかというと、個人宅の火災保険は平均5~9%の値上げと言われています。
「火災保険料、10月から5~9%上げ 大手損保4社 」
大手損害保険4社は10月から火災保険料を5~9%引き上げる方針だ。2018年7月の西日本豪雨など国内で相次いだ風水害で保険金支払いが増えているためで、大手の一斉値上げは4年ぶり。こうした風水害が今後も続けば、家計や企業の保険料負担が増える基調が続く可能性がある。
日本経済新聞5/8の記事より一部抜粋
さらに、同じく日経のこちらの記事ですが、同じような記事のように感じますが、こちらは企業向けの火災保険料も平均で4~5%値上げになるという話です。
「火災保険料、企業向け4~5%上げ 東京海上など4社 」
損害保険大手は今年10月以降、企業向けの火災保険料を全国平均で4~5%引き上げる。各社が一斉に値上げするのは2015年以来4年ぶり。自然災害の多発に加え、中小企業を中心に設備の老朽化が進み災害時の保険金支払いが増えている状況を反映する。
日本経済新聞6/7の記事より一部抜粋
目次
気を付けたいポイント
簡単ですが、今回の火災保険料値上げのポイントを少しご紹介したいと思います。
平均以上に値上がりする可能性がある
こちらの記事で書かれているのは、全国平均の数値となっています。
今回の火災保険料の値上げは、自然災害による保険金の支払いが増えている事が背景にあります。
とはいっても、その地域毎にリスクは異なるため、地域ごとに保険料の見直しが行われます。
地域によっては反対に値下がりする事もありますが、ほとんどの地域は値上がり傾向であり、中には保険料の計算の基となる数値が40%以上引き上げられている地域もあるので、
もしかするとお住まいの地域によっては、平均を大幅に上回る可能性も十分あると言えます。
都市に比べると、どうしても農家さんの住む地域(地方)の方が、水災害のリスクも高いでしょうから、いったいどれくらい保険料が上がるのかはそれぞれチェックした方が良いでしょう。
※僕の方でもそれぞれの地域でどれくらい保険料が上がりそうか分かればまとめたいと思います。
倉庫やビニールハウスの保険も値上がり
個人向けの火災保険、いわゆる自宅の火災保険は馴染みがあるので、ピンときやすいと思いますが、
「企業向けの火災保険なんてウチには関係無いね。」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、むしろ農家さんだからこそ余計に関係する話なんです。
農作業を行う倉庫やビニールハウスといった、お仕事で使う建物や設備什器が対象となる火災保険は、事業規模が個人事業であっても保険会社が扱うのは「企業向け」の火災保険になります。
ですので、作業倉庫やビニールハウスに保険を掛けていて近々更新が来る、もしくはこれから掛けようと思っている方は10月の保険料UPの前に手を打つ必要があります。
※ビニールハウスの保険については、以前こちらの記事で詳しく書いているので是非参考にされてみて下さいね!
火災保険の見直しの方法
そこで気になるのは
じゃあ、実際に10月までにどうすればいいの?
という事だと思います。
この見直しの方法については、普段記事を書かせて頂いている「マネーの達人」さんで詳しく書いたので、是非こちらで確認されてみて下さい!
まとめ
自宅の火災保険の値上がりだけでなく、ビニールハウスや作業用倉庫の企業向けの火災保険を契約している方は、ダブルで値上がりの影響を受けてしまう可能性もあります。
規模や再調達価格(事故があってもう一度その物件を立てるのに必要な金額)に比例して保険料は高くなるので、大規模で農業を営んでいる場合は、
契約日や更新日が1日違うだけで、数万円~数十万円のコストUPも考えられます。
8月か9月には保険料の計算が各社できるようになっているはずですので、農作業で特に忙しい時期かもしれませんが、数万円を余計に稼ぐよりも、
無駄な火災保険料を支払わない方が圧倒的に楽ですので、是非この値上がりについては気を付けられて下さい!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました!