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新規就農者が家族に迷惑を掛けないように

こんにちは農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です。

 

4月に入りだいぶ暖かくなってきましたね♪

これから夏にかけて農業の繁忙期に向かって色々と準備をしていく中で

今年から研修が終わっていよいよ独り立ちだ!

という方も多くいらっしゃると思います。

中には施設園芸でがっつりハウスを建てたり

機械等を導入して効率化を図り大規模な

農業経営を目指してる方もいらっしゃると思います。

 

大規模経営、生産法人、6次産業と農業の経営の

やり方も変わってきていて本当に面白みがあり夢のある産業

だなーとつくづく感じます。

 

 

ただ大きな経営には設備投資や運転資金の借り入れ

をする必要がでてきますよね。

トマトのハウスの値段を初めに聞いたときはびっくりでした(笑)

 

ではそこでもし大きな借り入れをしていて

経営者に万が一の事があった時にでも返済ができるよう

対策はきちんと考えていらっしゃいますか?

特に新規就農で会社員を辞め個人事業主になった方なんかは

農業の準備もあれば、住む場所や生活習慣等が変わり

そういったところの勉強や確認に手が回らないという方

も多いようです。(実体験済です。(笑))

 

ですが忙しいからとそのままにしていて

もしも借入をした方に万が一の事が

起こった時には家族に多大な迷惑や負担をかけてしまう

可能性があります。

いつ起こるかわからないものにこそ

早めにきちんと対策をしておきたいところです。

 

目次

借り入れをしたら生命保険を検討しよう!

 

新規就農者の方は

青年等就農資金スーパーL資金(農業経営基盤強化資金)等を

利用されている農家や農業法人の方が多いのではないかと思いますが

借金は払えなくなった時でも必ずどこかで

返済をしないといけません。

特に農業を始めたばかりの新規就農者なんかは

借入の金額が減っていない上に

後継者なんてもちろんおらず、借金を家族が代わりに返す

という事も普通にありえる話です。

僕自身回りでもお金を借り入れてハウスを建てたすぐに

唯一技術を持っていた経営者が病気で亡くなったという話を

聞いたことがあります。

 

では経営者が借入をしている時に亡くなった場合の

対処法として一番有効なのは何か?

 

 

それは

 

 

生命保険に加入する事

 

 

 

生命保険ならもう入ってるよ!という方もいるとは思いますが

それは遺族の生活費の為に入ったものだと思います。

(さらに新規就農の方はそちらの分の生命保険も見直さないといけない

のですが、詳しくはこちらで新規就農する時に保険の見直しって必要?

 

それとは別に亡くなった時に借入金がきちんと返せる

保障額の生命保険に加入しておくことが重要になります。

 

どこで入るの?

 

ではどこでその生命保険に加入すればいいのか?

住宅を購入した時は団体信用生命保険等がありますが

借りれをした場合はこの生命保険に加入というのは特にありません。

ですので、今入っている保険会社等に相談してもいいですし

今はインターネットで手軽に加入できる分もあるので

自分の都合にあった加入方法を見つけてください!

よければ僕の別の記事で加入先の選び方を書いてますので

ご参考下さい♪

保険ってどこから入ればいいの?

もちろんコメントやお問い合わせでご連絡頂けたら

お返事もしますのでお気軽にお問合せ下さい!

 

 

意外と簡単な保険選び

 

では実際借り入れに対しての保障は

どんな保険に加入すればいいのか?

保険と聞くと難しそうとかややこしそう

というイメージがあるかもしれませんが

シンプルに考えてもらって結構です。

 

今回のポイントは

 

・必要な期間(返済期間)だけ加入する

・必要な保険金額(借入金額分)だけ掛ける

 

のたった2つです。

 

そして結論から言うと加入すべきは

掛け捨ての定期保険に加入するのが一番です。

理由としては上記のポイントを満たせる上に

掛け捨てなので毎月の負担が少なく

保険期間中に見直しがしやすい点です。

 

定期保険の種類

 

四角タイプの定期保険

 

では定期保険について少し詳しく説明していきますね!

定期保険の大きな特徴は

10年や15年等と保険期間を限定する事で

大きな保障を掛け捨てで安く持てる

というところになります。

イメージとしては交通系の定期券みたいに

この日からこの日までと期間を決めてるので

安いというのをイメージして貰えたらと思います。

 

逆にわかりずらい?、、笑

 

そんな方のためにイメージ図を用意したので

こちらをご覧下さい。

 

 

 

 

 

仮に借り入れを1000万円とした場合で作っています。

縦が保険金額(借入金額)で横が保険期間(返済期間)

となっています。

どちらもそれぞれご自身の内容に合わせて選択可能です。

こちらに加入したら借り入れした金額分の保障を

返済期間が終了するまで持つことができます。

 

 

 

よし!じゃあどこかの保険会社の定期保険に

借りた金額分の保障に入ればいいんだね!

 

 

 

 

 

いいえ、ちょっと待ってください!

 

 

感のいい方はもうお気づきかもしれませんが

借金というのは返済の年数が経つにつれて

毎年減少していくものです

仮に上の表の1000万円を

10年で返済すると計画していたら

5年後には残金が500万円になっているので

保険金額(借入金額)も実は半分の500万円

に減らす事ができます。

 

つまりこういうことになります。

 

 

つまり毎年返済した分は保険金額を減らす

見直しをしないといけません。

毎年見直すのは面倒だなーという方は

極端な話期間中見直しもせず

そのまま(上のでいくと1000万円の保障)

でも構いません。

ですが、必要な保障に対して保険金額が高いので

いわゆる保険の掛け過ぎの状態となり

不必要な分まで無駄に保険料を払うはめになります。

 

 

あと実はこの四角型タイプの定期保険は

何千万円と大きな保障を持つのは得意なのですが

数百万円と小さな保障を持つのは少し苦手なんです。

 

 

どういう事かというと

このタイプの保険、実はほとんどの保険会社で

最低保険金額が500万円~というところが

多いです。

調べたところ100万円単位で設定できるのは

JA共済の定期生命共済は可能なようです。

正直他社に比べて少し保険料水準は高いかな?

と思うところもありますが

100万円から設定できるといのは

他社にはない大きな特徴ですね。

HPで簡単にお見積りもできるように

なっているのでご参考にリンクを張っておきますね!

JA共済 定期生命共済

 

 

 

 

よし!じゃあJAの定期生命共済に

借りた金額分の保障に加入して

それを返済した分毎年保障を見直して

保険金額を下げていけばばいいんだね!

 

 

 

 

 

 

う~ん、ちょっと待ってください!(笑)

 

 

またかっ!と思われるかもしれませんが

 

 

 

実は定期保険はもう一つ種類があるんです。

この二つのタイプの違いを理解して

是非自分に合った方の定期保険に

加入して下さい!(^^)

 

三角タイプの生命保険

 

先ほどの定期保険毎年見直していけば

合理的に無駄なく借り入れに対しての

保険を掛ける事ができますが

 

正直、毎年保険を見直すのって

めんどくさいと思います(笑)

僕だったら嫌です(笑)

 

じゃあ毎年見直しをしなくて済む

保険があれば楽なのになー

そんな保険無いのかな~?

 

 

 

、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はあるんです(古いネタですみません)

 

 

収入保障保険といって定期保険の進化型?と言えるこの保険

万が一があった時は毎月の給料と同じように

保険金が支払われる仕組みとなっており

時間の経過に合わせて保険金の合計が減っていく

という点が特徴です。

 

つまりこんな形

 

 

 

こちらだと、毎年保険を見直さなくていい上に

返済後の残債に合わせて保険金額が減っていくので

合理的に保険を掛けられるので保険料も無駄に払う

ということもありません!

 

 

 

「じゃあ初めからこっち紹介してよ」

 

といったお声も聞こえてきそうな気がしますが

既に自分に万が一にあった時の遺族の生活費の為の

生命保険として60歳や65歳までといった内容で

最初にご紹介した四角型の定期保険に加入されている方も

多いのではないでしょうか?

 

四角型の定期保険から三角型の収入保障保険に

切り替えた事で無駄が無くなり大幅に保険料が

節約することができたといった事もよくあります。

そこを少しお伝えしたかったのもあり順追って

書かせて貰いました。

 

今回の記事でそこを詳しく書くとまた長くなるので

また別の記事でまとめたいと思います^^

 

 

 

では戻りますが、こちらの三角型の収入保障保険は

扱いのある生命保険会社のHPで

保険の加入シミュレーションができるように

なってはいますがHPで計算ができるのは

限られた一部の条件のみですので

たくさんの保険会社を扱っている

保険代理店に一度ご相談される事をおススメします。

そして提案されたプランの中で

収入保障保険は保障がシンプルなので

保険料が安いのを選んでも大丈夫です。

さらに健康体であれば安い保険料になったりするので

たくさんの保険会社を扱っているところが

いいかもしれませんね♪

生命保険で10社以上扱っているところであれば

ある程度希望に沿ったプランを出してくれる

と思います。

 

 

 

 

ちょっと長くなったので今までのをまとめると

借り入れに対する万が一の保障は

 三角型の収入保障保険を活用して

 合理的な対策をする

保険会社によって条件等が変わるので

 色々な保険を取り扱っている保険代理店に

 相談する

借り入れの保障のみならず自分が今加入している

 定期保険が四角型なら三角型も一度検討してみる

 

 

以上の3つが今回の大きなポイントになります!

是非まだ対策されてない方やこれから新規就農して

青年等就農資金スーパーL資金(農業経営基盤強化資金)

を利用される方のご参考にして頂けたらと思います。

 

 

 

注)ただし、借入金が返せなくなるのは

亡くなった時以外にも重い病気やケガで

働けなくなった時もあるのでそちらもしっかり

検討しておく事が大事になります!

現在は定期保険に特約でカバーできるように

なってきていたり

個別に就業不能保険という働けなくなった時の保険の

ラインナップが増えてきています。

アフラックの渡辺直美さんが出てるCMで

だいぶ認知度が上がってきているみたいですね!

またこちらもこの働けなくなった時の保障なども

詳しく記事にまとめたいなと考えています。

記事にまとめました!是非一度ご覧ください!

農家におススメ!働けなくなった時の保険とは!?

2018年 7/3追記

 

 

 

 

長くなりましたが最後までご覧頂き

ありがとうございました!

ご不明な点や気になること等があれば

お気軽にコメントやお問合せより

ご質問下さい♪

 

 

農業専門ファイナンシャルプランナー 西田凌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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