こんにちは、新規就農者に特化して
家計のお悩み解決をお手伝いしています
農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!
今回は、前回の記事の続きとなります。
シリーズというわけではなかったのですが
書き出したら長くなってしまったので
自動車保険の見直しだけで3本目の記事となっています(笑)
まあ、それだけ大事ということで
前回の記事をまだ読まれてない方はこちらを先にご覧下さい!(^^)/
こちらでは自動車保険の加入先を書いていましたが
今回は自動車保険のもっと具体的な見直しのポイントについて
書いていきたいと思います!
目次
自動車保険の補償
ではまず自動車保険の補償を簡単におさらいしておきましょう!
自動車保険を扱っている保険会社は沢山あり
それぞれの会社で特徴はありますが
基本的な自動車保険の中身というのは大きくは変わりません。
まずはこの基本的な所をしっかり押さえておきましょう!
基本的な補償
まず自動車保険は大きく分けて3つの補償があります。
・相手への補償
・自分への補償
・自分の車の補償
それぞれ詳しくみていきます。
相手への補償
これはいわゆる対人・対物の補償の事です。
事故の際に相手のケガや相手の車が傷ついたりした場合に
責任割合(どっちがどれだけ悪いか)に応じて
修理費や治療費等を相手にお支払いする補償になります。
基本的に今はこの対人・対物の補償は無制限が基本です。
事故の相手に迷惑を掛けない、自分も困らないように
この基本は守っておきましょう!
自分への補償
つぎは自分への補償という事で
これは事故で自分がケガをした場合の補償となります。
今は人身傷害保険といって設定された金額を限度に
治療費や慰謝料、遺失利益等が自分や遺族に支払われるものです。
補償額は3000万円~無制限まで選べるのが一般的です。
ただ、治療費だけでそんなにかからないだろうし
死んだ時は生命保険にも加入してるから3000万円くらいでいいかな~
と安易にきめてはいけません!
もし、単独事故(相手のいない事故)を起こしてしまい
自分や車に乗車中の人が障害を負ってしまい
今後介護が必要な状態になった時は
相当な金額が必要となってきます。
自分ならまだしも、同乗している方の為にも
しっかりとした補償に加入される事をおススメします。
この補償自体はもし3000万円から5000万円に
補償を引き上げたとしても、保険料の負担はそこまで大きくなりません。
ですので、ご自身が使う車の使用頻度や乗る人のことまで
考えて補償を設定される事をおススメします!
だいたいの目安はソニー損保のHPで
計算ができるようになっていますので
そちらを参考にされてみて下さい!
ただ、加入している他の保険や年金によっては
そちらからの障害年金や保障(補償)もあるので
完全にシミュレーションのまんまではなく
多少補償額は減らして加入しても大丈夫かと思います。
でないと多少高めに結果が出ている気がしますので(笑)
自分の車の補償
では最後3つ目はご自身の車の修理の補償です。
いわゆる車両保険ってやつですね!
車両保険はグレードがあり
一般条件(自損事故含むすべての補償)
と
車対車+A
という内容のものが一般的です。
それぞれの違いを比較したものが以下の表になります。
引用:東京海上日動火災保険 HP 車両保険 補償とサービスより
改めてご覧になられていかがでしたか?
中には
え、こんな時にも出るのか!
という方もいらっしゃったのではないでしょうか。
補償選びばっかりはご自身の車の価格や
使用頻度などで人それぞれとなっています。
そして自動車保険の保険料が増減する要因は
この車両保険の補償の選択が大きく関わってきます。
実際自損事故まで補償を含めた場合や
運転する家族の年齢が若かったりした場合
保険料が高くなるから付けないという
選択がよくされていました。
普通のご家庭では最悪車がなくても
まぁなんとかなるかもしれませんが
以前の記事でも書いたように
農家にとって車は商売道具です
ですので万が一の時の為に
きちんと自分に合った補償を
選択しておく必要があります。
後で詳しく書きますが
保険料が高くなるなら通販型という
選択肢もありますので
自分の車だからいいよと安易に考えず
昨今の自然災害でも慌てないように
しっかりリスク対策をしておきましょう!
補償についてさくっと説明するつもりが
少し前置きが長くなってしまいました!
どこの保険会社で加入する?
では最終的にどこの保険会社を選ぶといいのか?
という事が気になられているかと思います。
前回の記事では対面型と通販型の
事故の際の対応や加入の際の補償の説明等を
ポイントを中心にメリットとデメリットを比較しました。
そのなかで
自分に合った加入先で自分に合った補償を選びましょう
とも何度もお伝えしてきました。
ただ、そうは言ってもやっぱり
気になりますよね。保険料。
では保険料にどのくらい差があるのかを
少しみていきたいと思います。
対面型同士の比較
対面型と通販型の比較の前に
保険会社との間に担当者が入って欲しい!
事故の時は知った人に対応して欲しい!
と保険料よりも対面型のメリットを
重視する方もいらっしゃると思うので
まずは対面型同士の自動車保険料を比較した場合の説明です。
結論から言うと
補償内容や運転条件を一緒にして比較した場合は
あまり大きな差はありません!
特に大手損保と言われる
東京海上、損保ジャパン日本興亜、あいおい、三井住友
の保険料は年間でも数千円程度しか変わらないことが多いです。
この中から選ぶ場合は担当者やそれぞれの会社
特有の特約を判断基準におかれてもいいかもしれません。
ただし
対面型であっても共済(全労災、JA等)は
やはり保険料は多少安いです。
こちらは先ほどの大手と比べて年間1万円以上
差がある場合もあります。
ただし大手と比べるとサービス面や事故時の対応については
少し不安が残る部分もあります。
サービスや事故対応よりも保険料を重視!
という方はいいかもしれませんが
それだったらもう通販型でいいのでは
と個人的には思います(笑)
対面型と通販型の比較
では対面型とその通販型ではどのくらい変わるのか。
こちらは保障内容や運転条件で多少変わりますが
僕が実際これまで現場で通販型に加入しているお客様から
証券やお見積りを見せて頂き、実際に比較をして思ったのは
通販型安っ!!
でした(笑)
それくらい違うんです
感覚で申し訳ないのですが
30~50%くらいは安くなってました。
保険屋さん時代は必死に対面型のメリットを
お伝えして切り替えて貰ったり
逆に通販型に乗り換えられないように必死にやってたのが
懐かしく思います。(笑)
ですが、今はどこにも所属してないので
堂々とどちらもおススメすることができるので
完全独立でやっていて本当によかったです(^^)/
それだけ違うと家計の負担は単年だけでも改善されますし
長い目でみれば大きな差になってきます。
ですので、しっかり自分に合った補償が選べれば
通販型の自動車保険に加入される方が僕はおススメです。
そうすると今までは保険料が高いからと
加入していなかった補償に
今と同じか、もしかすると安い保険料で
加入ができる可能性も高いです。
通販型同士の比較
ではその通販型の中でも差はあるの?
という所が気になると思いますが
こちらも先ほどのの対面型の時と同じように
保険料に大きな差はありません!
もともとが安いので年間で1万円以上差がつくこと
はあまりないようです。
ただし、実は通販型には対面型には無い特徴があります。
24時間現場急行サービスというもので
セコムや、アルソック等のセキュリティ会社が
事故現場に駆けつけ対応してくれるというサービスです。
CMなどでも聞かれたことはあるのではないでしょうか。
案外好評なサービスのようです。
やはり事故の際に自分側の人間が来てくれて
アドバイスや寄り添ってくれることに
大きな安心を感じる方が多いみたいですね。
ただし、この現場急行サービスは
全ての通販型の自動車保険会社にあるわけではないようです。
僕が知る限りでは
セコムが駆け付けてくれる保険会社は
・ソニー損保
・セコム損保
・イーデザイン損保
アルソックが駆け付けくれる保険会社
セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)
H30.10.10現在
となっています。
保険料が変わらないのであれば保険会社を選ぶ際に
この現場急行サービスがついているところは
有力な選択肢になるかと思います。
その他注意点とまとめ
団体割引
ご家族の方で勤務先に団体扱いの割引があれば
対面型の大手損保でも1~3割程安くなるので、通販型と合わせて
検討されて下さい!
案外団体割引を使ってなくて、普通にディーラーとかで
加入されてある方なんかも多いものです!
団体割引を使えば案外対面型でも通販型と変わらないくらいの
保険料で加入できる場合もあります。
弁護士特約
もう一般的になってきましたが
自動車保険には事故の時に弁護士を雇って相手と交渉してくれ
る弁護士特約というものがあります。
自動車事故ならどんな場合でも自分の保険会社の担当者が
相手と話し合いをしてくれると思われている方も多いですが
相手が100%悪い事故やこちらは100%悪くないと
思っている事故の時は保険会社は間に入ってくれません。
相手がすんなり100%悪いと認めてくれたら
相手から全部賠償して貰えばいいので
そう難しいことはないのですが
問題は後者の
こちらは100%悪くないと思っているけど
相手はこちらにも責任があると主張する場合です。
これを詳しく説明すると1つの記事くらいになってしまうので
今回は割愛しますが、こっちが100%悪くないと
思っている場合は自分が入っている保険会社の事故担当者は
相手との交渉に(表立って)立てません。
これは弁護士の法律の関係でそうなってしまいます。
ですので、こういった場合は保険会社ではなく
弁護士に相手との交渉をお願いするという事になり
その際の費用を弁護士特約から支払うというものになります。
ドライブレコーダの普及であおり運転等の
ひどいマナーやトラブルもニュースや動画で
見るようになりました。
災害の場合と同じようにいつ自分が巻き込まれても
しっかり対応できるよう準備しておく必要があります。
ついでに言っておきますが
ドライブレコーダーがあるのと無いのでは
交渉で天と地ほどの差がある場合があるので
是非付けておかれててくださいね!
数社での見積り
自動車保険は補償や条件によって
安い保険会社は変わりますので
もし見直しされる場合は1社だけでなく
色々な保険会社で見積りを取られるように
して下さい。
基本的に大事なのは上に書いた補償と
弁護士特約が付いていれば安心ですので
あとはご自身が重要視したい細かい補償や特約を
比較されるといいかと思います。
是非この機会に自動車保険を見直して
自分にピッタリの保険を探されてみて下さい(^^)/
長くなりましたが最後までお読み頂きありがとうございました!