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農業にAI導入は必要か?

こんにちは、農家の方に特化して家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

先日とあるデータサイエンスという項目の講演を聞く機会がありました。

今では一般的になってきてますが、『AIをどのように活用していくか』というテーマでした。

 

最初はほんの興味本位で受けてみたセミナーで、僕はAIなどそういったデータサイエンスには全然知識がないので、正直さっぱりわからないものかなと思っておりました。

ただ、実際に受けてみたら今後のAIとの付き合い方についてとても興味深い内容でした。

今後は農業にもAIの活用などずっと言われてきていますが、今後AIの活用という点においてどの程度AIのことを知り、どういう風に活用していくのかという点について、セミナーの話の触りをちょっと共有したいと思います。

 

農業にAIってそもそも必要なのか?という農家さんには、どのようにAIと向き合うかというちょっとしたヒントになるのではと思います。

 

目次

農業においてどの程度AIについて知っておくべきか?

まず、そのセミナーの冒頭では、そもそも僕ら素人はAIについてどの程度が知っていればいいか?という問いに対してとてもわかりやすく例を出して答えていただきました。

 

その答えというのは、AIを導入や活用するというのは、自動車の運転と同じであるということをおっしゃられていました。

 

これは例えば、農作業などで軽トラックなどを経使うことは沢山あるかと思いますが、

この軽トラックを使えば、重いものを遠いところまで持ち運べるっていうことができます。

 

この時に僕らは、なんで軽トラが動くのか知らなくても良いということ、もっと言うとエンジンの仕組みなどは別に知識がなくても、

ハンドル操作とアクセルとブレーキ、必要に応じてクラッチ操作こういったものさえ知っていれば問題ないですよね。

 

AIを活用するというのは、感覚的にはこれと同じだそうです。

 

深いところまでは特に知っておく必要というのはないんですけれども、行きたい目的地に行くための一つの手段として、このAIが活用できるということは知っておきたいということになるという話でした。

もちろん、そのセミナー公演では、もっとアルゴリズムなどや予測モデルの話など難しい話もありましたが
(それも素人でも概念理解は出来るようお話いただけましたが)、

結局はそれはエンジンの中のお話であって、そういったものを使ってどういったサービスができるかというところを、僕らAIの非専門家(サービス利用者)は考えていくっていうところが重要になるっていうお話でした。

 

では、農業の場合にはどういった時にAIを使うのかでお話なんですが、これはあくまでも私がこのお話を聞いて感じたことになります。

 

先程の車の例でいくと、目的地に行くために車を使用(=AIを使用)すると考えた時に、

一番やってはいけないのは普段車を使う目的として、その辺の近所のコンビニまで行く程度なのに、

最新型の自動運転が付いてたり、さらに充実した機能がついてたりと、超ハイスペックな車は必要ないですよねっていう話です。

 

反対に、目的地が遠いところにあるという時には、こういったハイスペックな車っていうのはやはりあった方が便利ではないかっていうお話ですね。

 

ここまでお話しすると、もうなんとなくお分かりだと思いますが、農業でもどのような経営をしたいかが目的ですね。

このどこの目的地に行きたいかっていうところで、農業でもこのAIを活用するかしないかっていうところになってくるお話になります。

 

そして、もう一つそのセミナーで言われていた、心に残った話がありまして、AIはもちろん全てにおいて万能という訳ではないと言うお話でした。

 

あくまでAIというのは、人間の経験や知識、勘などで予測するっていうような部分を代替してくれたり、サポートしてくれたりするもので、

この人間の経験や勘で予測を立てた時に、その数値があまり誤差が無い、ブレないっていう場合には、とくにAIを導入しても大きな効果はないということでした。

何でもかんでも、AIがあれば今以上の効果が得られるという訳ではないという事ですね。

 

しかし反対に、先ほどの人間の知識や経験間では将来の予測が立てづらいという場合には、AIを活用するのはすごくいいことだっていう風におっしゃられてました。

新規就農や完全に新しい作物を始めるという場合のAIの活用などはとても有効なのではないのかなと思います。
(IOTなどのモノとインターネット(AI)をリンクさせるのはまた少し別の話かもしれませんが、、。)

ですので、先程の目的と合わせて、自分の行きたい目的地はどれぐらい先にあるのか、またその目的地に行くために、本当にその機能が必要なのかというのは、判断すべきことであるっていう話です。

 

農業×AIは誰が使うべき?

これを考えると、農業の現場においてはベテランの人が、たどり着きたい目的地(売上など)とかにもす既に達しているっていう場合には、今後もその人のこれまでの知識や経験で満足の行く目的地にたどり着ける可能性が高いので、特に大きな投資をしてまでAIを導入するっていうのは、目的と手段という点において必要ではないという当たり前の話ですよね。

また、先程の例で言うとその辺のスーパー二枚もう自分の自転車で行けるっていうのに高級な車をわざわざ買ってしまうようなものではないかという話です。

 

これとは反対に、新規就農者の方やまだ若手の農家さんでは自分の知識や経験、勘だけではなかなかたどり着けない目標(目的地)に関してはやはりこのAIのサポートなどを利用して、その目的地に最短かつ楽で行ける場合にはもちろん活用をした方がいいのではないかいう話ですね。

 

もちろん、その場合には本当にそのAIの機能が自分の農業経営を楽にしてくれるか、また目的地に最短距離でいけるという機能が備わっているかっていうのは少しまた別の話になってきますので、そこは注意深く吟味をする必要があるかと思います。なんでもかんでもAIだからいいんじゃないかっていうのは少し違うかと思います。

ただ、繰り返しになりますが、人によって行きたい目的地は異なるでしょうから、あの人は必要ないと言っていてももしかしたら自分では必要かもしれないという場合もあったりするかもしれませんのでそこは色々と勉強しながら進めていくのが一番良いかと思います。

 

まとめ

こうやって書いていたらなんだか当たり前のことだなという印象がありますよね。

ですが、これまでやってこなかった部分に対してAIを活用し、もっと業務を効率化したり生産性を上げることはできないかという考え方をした時には、分かってはいても中々悩んでしまうのではないかと思います。

そんな時には「目的」と「手段」、あとコスト面から見て必要か必要ではないのかという点について、意思決定を早くできるように心にとどめておくようにしたいと自分自身の備忘録としても今回書かせて頂きました。

少しでも参考になれば幸いです。

 

では、最後までお読み頂きありがとうございました!

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