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FPが解説!JAのがん共済ってどうなの?必要性などを徹底解説

こんにちは、農家の方に特化して

家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

 

農家の方であればJAの共済についてお話しを聞かれた事が一度はあるかと思います。

共済といっても様々な種類がありますが、今回は日本人の大病である「がん」に対する保障である、

 

JAのがん共済について実際の所はどうなの?という話を

 

・民間の保険との違い

 

・がん共済の必要性

 

について触れながら、しっかりと解説していきたいと思います!

 

 

ちなみに、同じく皆さん関心があるであろうJAの医療共済については

以前のこちらの記事↓で同じように詳しく書いているので、こちらも是非一緒に読まれてみて下さいね!

 

FPが解説!JAの医療共済ってどうなの?民間の医療保険との比較や必要性とは

 

 

今回は説明は省きますが、そもそも「JAの共済とは?」という話もこちらの記事の冒頭にしているので、

JAの共済が初めてという方や、改めて知りたいという方はまずはそちら読まれるとより理解が深まると思います。

 

簡単なポイントだけご紹介しておきます。

・農家でなくても出資金を支払えば「准組合員」として共済に加入できる

・基本的に民間の保険と仕組みはそう大きく変わらない

 

 

では、早速がん共済について詳しく解説していきますね!

 

JAのがん共済の特徴

手厚い保障

まずはどんな保障内容になっているか見ていきましょう。

がん共済の保障の大きな特徴はその手厚い保障内容となっております。

 

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がんと診断された時に受け取れる一時金(保険期間で1回のみ)や、

がんの再発時や治療が長引いた時には1年経過毎に、入院共済金日額の100倍のまとまった一時金をさらに受け取れます。

 

それに加え、がんで入院した際の入院給付金はもちろん、手術放射線治療を受けた時にはそれぞれ共済金を受け取れるようになっています。

 

がんの3大治療は「手術・放射線・抗がん剤」となっているので、それぞれ該当する共済金や一時金を受け取りしっかりとがんの治療費に当てることができるようになっているようです。

もちろん上皮内がんも保障の対象になる上に、先進医療の保障もしっかり付いているので、がんに罹った場合の治療費の心配はほとんどしなくてもいいでしょう

 

 

 

保険料が高い

しかし、いくら保障内容が手厚くてもそれを得る為のコスト(保険料)は必ず考えなくてはいけません。

先に言っておきますが、個人的にはJAのがん共済は保障が手厚い分保険料は割高となっています。

 

実際にシミレーションしてみましょう。

30歳男性が先ほどの画像にある充実型の保障内容に加入したとします。

 

念のため保障内容を書いておきますね。

がん診断共済金 200万円(1度のみ)

 

がん入院共済金   1万円

 

手術共済金    40万円

 

放射線      20万円

 

がん治療共済金 100万円(複数回)

 

この場合の保険料は毎月6,517円となります。

 

僕は常々保険に加入する時は、保障の内容も大事だけど

「トータルコスト(総支払保険料)」も考えましょうとお伝えしています。

 

 

この場合、仮に80歳まで加入したとすると単純に計算して、

(80歳 - 30歳)× 12ヵ月 × 6,517円 = 391万200円

となります。

 

 

先ほどの保障内容でこれだけの金額を受け取る為には、ざっくり生涯で2回がんに罹り(再発も含む)、入院して大きな手術をした場合で保険料とトントンとなりそうです。

 

 

がんの共済金で儲けようという人はいないと思いますが、3回以上共済金(特に一時金)を受け取る場合は、

がん共済に加入していた方がトータル的には良かったという事になりますね。

 

 

このようにがん共済などの終身保障というのはとても安心そうに感じますが、実際にはこれだけのコストを支払うという事を忘れてはいけません

 

 

ちなみに、JAのがん共済には基本型と呼ばれるものもあり、その場合は保障内容は約半分、保険料も同じく約半分になるだけですので、充実型とトータルコストの考え方は同じでよいでしょう。

 

がん共済|資料請求はこちらから|JA共済より

 

ただもしかすると、こんなに保障内容が充実しているなら、それでも仕方ないのかなと思う人もいるかもしれません。

 

ですが、それはこの保障が本当に必要かという所をしっかり検討する必要があります。

 

 

必要無い保障が多い

JAのがん共済は基本的にそれぞれの保障内容はセットとなっています。

保険料が高いので保障を削りたい場合や、医療共済(保険)にも加入していて、入院や手術の保障が重複するので保険料が勿体ないという場合でも、自分に合った内容に加入しにくいという事があります。

 

そもそも、これはJAのがん共済に限ることではありませんが、現在のがんの治療というのは、入院ではなく通院での治療が多くなっている為、入院の保障自体そこまで必要がありませんし、

日本には治療費が高額となった場合に自己負担に上限が掛かる「高額療養費制度」もあります。

 

国民健康保険の対象となる一般的な3大治療(手術、放射線、抗がん剤)を受ける場合には、ある程度の貯蓄を持っていれば治療費に対してそこまで過剰に備える必要は無いと言えるでしょう。

 

 

これらの点については以前書いたこちらの記事で詳しく触れているので、もっと詳しく知りたい方は合わせて読まれてみて下さい!

農家にがん保険は必要?3つの落とし穴についてFPが解説!

 

 

以上の点から、最初に書いたようにJAのがん共済は、その手厚い保障内容の必要性トータルコストを考えて割高になってると僕は考えます。

 

とは言ってもある程度お金が貯まるまでだったり、がんが特に心配で治療費は保険で別で考えておきたいという方もいらっしゃると思うので、

先ほどご紹介した記事の中でも少し触れていましたが、民間のがん保険を上手に利用する詳しい方法を解説したいと思います。

 

 

 

民間のがん保険に加入する

民間という言い方で分かりずらいかもしれませんが、要は普通の保険会社が販売しているがん保険のことです。

先ほども説明したように、JAのがん共済は様々な保障がセットになっていますが、他の保険会社のがん保険は「一時金のみ」の保障という選び方が出来ます。

 

あまり入院しないのに入院の保障を持ったり、手術はせずに抗がん剤の治療だけするかもしれないのに手術の保障を持つのは、正直言ってがんに備える場合にはあまり合理的ではありません

 

それよりも、使い道が自由なまとまった金額を一時金で受け取れば治療費はもちろん、通院交通費やその他雑費などに使う事ができます。

無駄な保障が無い上に、お金が貯まるまでの定期型の保険を利用すれば、保険料もかなり抑えて加入する事ができます。

 

 

例えばアクサダイレクト生命のがん定期で計算してみましょう。

先ほどのJAのがん共済の時と同じように、30歳男性が加入した場合で、

 

こちらの診断一時金の金額を同額にした保障内容で試算した場合

がん診断給付金 200万円

入院給付金     2万円

 

保険料は月々1,300円となります。

 

生命保険料見積もり | ネット生保のアクサダイレクト生命保険

※本当は一時金だけの保険会社を選びたかったのですが、定期型のがん保険でネットで簡単に試算できたのが、この保険会社だけでしたので、ご了承ください(汗)

 

がん共済の保険料が6,517円でしたので、その差は毎月約5,000円となります。

一時金の200万円のという手厚い保障をそれぞれ持ちながらも、保険期間の10年間で約60万円(5000円×12ヵ月×10年)も保険料が浮く計算となります。

 

この浮いた分をきちんと万が一の時の為の貯蓄に回していれば、10年後の保険料が上がる更新のタイミングでがん保険を解約したとしても、先にご紹介したように高額療養費制度などを利用した治療であれば、ある程度他にも貯蓄があればカバーできる範囲でしょう。

 

そうなると、30歳から10年経った

【40歳から80歳】までの40年分の保険料も浮くことになりますよね。

 

充実型に加入している場合は312万8,160円が浮き。
(6,517円 × 12ヵ月 × 40年 = 312万8,160円)

 

基本型に加入している場合でもその約半分の約160万円が浮くと考えると。

 

先ほどの保険期間中に浮いた分を合わせたら生涯で200万円以上も変わってきます。

 

 

しかも、保険とは違ってある程度の貯蓄があるという事は、がんだけでなく他の病気になった時にもそのお金は使えるので、がん共済(保険)と同じように医療保険も必要なくなり解約するという選択肢が生まれます。

 

そうなると、医療共済(保険)とがん共済(保険)で合わせていったいいくらお金が浮くのか、そして資産がどれだけ変わってくるのか。

 

さらに、これは30歳男性1人の計算ですので、もし夫婦2人だったらと考えるとかなり大きな差になってきますよね。

 

 

まとめ

 

がん共済はもちろん、保険は加入の方法や使い方によってこれだけ大きな金額の差が出てきます。

大事なのは本当に自分達にとって必要であれば共済や保険で必要最低限カバーすることです。

 

現代ではがんは早期発見や早期治療が出来れば金銭的にも身体的にも負担はそこまで大きくないとされています。

仮にがんの早期発見の為にこまめな検査の費用や万が一がんが見つかった時の治療費に100万円を使ったとしても、貯蓄がある程度できていれば保険に頼ること無くしっかりがんに備える事が出来るでしょう。

 

しかも、将来はがんの予防治療がもしすすんでいく可能性も十分あります。

そうなった時に、がんになった時の保障はしっかり持っているけど、予防や検査に回すお金は持っていないというのは、本末転倒ではないでしょうか。

 

本当にがんに備えるというのはどういう事なのか、がんに備える=がん共済(保険)ではなく、この機会に一度考えてみられてはいかがでしょう。

 

では、最後までお読み頂きありがとうございました!

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