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脱サラ新規就農者が知っておくべき「時間をお金で買う」という考え方とは?

こんにちは、農家の方に特化して家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

農林水産省のH30年度の新規就農者調査を確認していて、多少のばらつきはあるものの、まだまだ新規就農者する人というのは一定数いるようです。

特に、49歳以下のまだまだ若い方が全くの新規就農するトレンドは続いているなと感じます。

 

≪親の後を継いで就農した人を含めた数字≫

1新規自営農業就農者は4万 2,750 人で、前年に比べ 3.0%増加した。
このうち 49 歳以下は 9,870 人で、2.2%減少した。

新規就農者調査:農林水産省 「平成30年新規就農者調査」を一部引用

 

 

≪全くの新規で就農する方の統計≫

 

新規参入者は 3,240 人、このうち 49 歳以下は 2,360 人で、前年に比べそれぞれ11.0%、12.9%減少し

新規参入した部門別にみると、露地野菜作が 1,060 人と最も多く、次いで施設野菜作が 670 人、果樹作が 510 人となっている。

新規就農者調査:農林水産省 「平成30年新規就農者調査」を一部引用

 

 

今回はその方々が脱サラして新規就農する時に是非知っておきたいお金に対する考え方を書いていきたいと思います。

ただ、これを見ると49歳以下の新規参入者の方は年間で約2,360人となっているので、書き始めながらブログなのにまぁー狭いテーマだなと思いました(笑)

それでもこれからの農業を支えようと準備されている方にとって少しでも参考になればいいなという想いで書きたいと思います!

 

 

目次

時間をお金で買うという感覚

 

時間をお金で買うという話はどこかで一度は聞かれたことがあるかと思いますが、要はお金を払って人やモノのサービスを利用するという事です。

 

何となくイメージ出来るかと思いますが、実際にやるとなると中々出来ないものです。

ですので、今回はその考え方はもちろん、なぜそれが出来ないのかという理由なんかも少しご紹介したいと思います。

 

 

人やモノのサービスを利用する効果

 

サラリーマンのうちは会社から与えられた仕事は自分でこなす必要がありましたが、新規就農をして個人事業主になると人を雇ったり、外注(アウトソーシング)することが出来ます

 

その分、お金は掛かってしまいますが、自分の自由な時間が増えますよね。

その時間を他の自分が注力すべき事に回すことで生産性が向上し、使ったお金よりも将来的に返ってくるお金の方が大きくなるという考え方です。

 

また、農家さんは頑張り屋さんなのでひたすら働くのもいいですが、きちんと休んだりする時間を作ってワークライフバランスを考えた方が生産性は上がると個人的には思っています。

(日本マイクロソフトも週休3日を導入して生産性が4割上がったっていってましたしね!)

 

 

それと、もし嫌々やっている仕事がもしあるのであれば、外注してしまった方が良いと考えています。

時間が増えるのはもちろんですが、ネガティブな時間が減らせるというのはモチベーションや生産性の向上にも繋がるでしょう。

 

イメージとしては、毎日満員電車にゆられ会社に着くころにはクタクタになっていて、結局1日の生産性が落ちてしまうというイメージでしょうか。

それだったら家賃は少し高くなるけど、会社の近くに住むのは通勤時間の短縮にもなりますし、ネガティブな時間も減って一石二鳥という訳ですね。

 

ただ、会社員であれば生産性が上がったとしても給料は変わらない事も多いので、別に近くに住まなくてもいいのかもしれません。

(むしろ、無駄に残業代で稼ごうという人もいますしね。)

 

なので、サラリーマンの場合は特に時間をお金で買う感覚が育ちにくいのかと思います。

 

しかし、脱サラして新規就農する場合は良くも悪くも結果がすべてです。

なので、この満員電車を避けて生産性を上げる為にお金を払うという感覚が必要になります。

 

 

ただ、僕自身もそうですが、頭では分かっていても実際にやるのは中々難しいものがあります。

 

人は本当の価値を見誤ってしまう生き物

では何故、頭で分かっていてもそれが出来ないのか?

もちろん、お金を払って確実に生産性が上がる保証が無いからとかそんなレベルの話ではありません。
(この効果があるものの見極めが出来なければ、逆にお金ばかり垂れ流してしまう事になるので、それはそれで注意しましょうね。)

 

理由としては、人はいつでも合理的な行動したり判断が出来るわけでは無いという「行動経済学」の中でよく出てくる話で、

 

「人は遠いものよりも近いものにより大きな価値を感じてしまう」という性質があるからです。

 

専門的には双曲割引と言いますが、人は確実に得られる利益を好むという脳のクセがあると言われており、要は目先の利益にとらわれて、より大きな利益を逃しているということです。

 

ちなみにこれダイエットでも同じ事が言えるらしく、1年後の体重が減った自分よりも今目の前のケーキの方が魅力を感じるという理屈だそうです(笑)

こうした、人間の心理的ブロックによって頭では分かってはいるけど、中々実際に時間をお金で買うというのが出来ないという事態に陥ってしまいますので、時間をお金で買った方がいいという場面や判断の際には、少しこの点について注意されるよ良いかもしれませんね。

 

まとめ

今回は脱サラして新規就農する人が知っておきたい「時間をお金で買う」考え方について僕なりの意見を書かせて頂きました。

また、世の中お金を払えば様々なサービスを利用する事が出来ます。

→確定申告 ・・・クラウドソフトや税理士

→食洗器

→ルンバ

もちろん、FPのサービスもそのうちの一つです。ライフプランを作成したり、家計を改善を自分でやろうとすると時間が掛かってしまいますが、苦手な事は専門家に任せてその分自分は本業である農業に専念するというものです。

是非早いうちからこの考え方や感覚は見に付けられて、農業という事業をどんどん成長させていかれて下さい。

では、最後までお読み頂きありがとうございました!

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