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農家に定年は必要!?

こんにちは!農家専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です。

 

農業ってなんとなく「定年が無くてずっと働ける」イメージがありませんか?

実際周りを見れば70、80歳代の人が農業に精を出しているのをよくお見かけします。

これってすごくいい事だと思います。

もしかするとアベノミクスの「一億総活躍社会」の理想に

一番近いのではないでしょうか(笑)

 

まぁそれはよしとして、、、

元気でいつまでも働くということはいい事だと書きました

しかし、実際その裏で陥りやすいお金の落とし穴があります。

それは農家には定年が無いという価値観から生まれるものです。

 

ではそれは何か?

 

『お金』『定年』というキーワードから連想できるとしたら

もうあれしかないですよね。

 

そう

 

「老後資金」です。

 

今回は農家に定年は必要か?というテーマを

老後資金準備の観点から少し書いていこうと思います。

 

今回は(も?)お金の専門的なお話というより僕なりの価値観や考え方

を中心に書いていくので気楽に読んでくださいね(笑)

農家に定年はあるの?

 

じゃあ実際農家の人は何歳まで農業をやっているのか?

それを調べる為に農林水産省のページを色々回ってみました。

まず発見したのがこちら

 

 

この資料は日本でどれくらいの人が農業をやっているかというものですが

その中の「基幹的農業従事者」以下が農業を生業としている方のデータです。

 

やはり年々農業従事者の人数は減少しているのがわかりますね。

 

 

ただ、面白いのは27年ー28年度を境に平均年齢が減少に転じているというところですね

考えられる要因としては、若者が農業に従事したり

親から子、もしくは後継者の方への事業の継承が早まったのではないかと考えられます。

 

農業の新陳代謝が上がり業界が少し盛り上がっていくのかなと淡い期待を

よせてくれる資料だなと感じました(笑)

 

ですが、この資料からは肝心の何歳までやるのか?

という事はよくわからないので今度はこういった資料を発見しました。

 

 

 

 

 

こちらは先ほどの「基幹的農業従事者」の年代別の推移のグラフになっています

こちらだと一目瞭然ですね!

平成26年(2014年)のが緑色のグラフですが

75歳~79歳を境にぐんと人数が減っているのがわかりますね。

この辺りでそれぞれ事情は異なるとは思いますが

農業を仕事として続けるのは辞めるという方も増えるタイミング

と言えるのではないでしょうか。

 

(平成12年、2000年は70~74歳辺りでどんと減っていたのが

75歳まで伸びているので先に出した資料で平均年齢が上がっているのも

頷けますね)

 

 

つまり、今の日本では75歳過ぎに農業は引退していくというような

流れではないでしょうか。

 

これを

「75歳まで働ける」

というのは

定年が60~65歳と言われているサラリーマンに比べて

長く働けるというのはすごく有利な事だと思います。

 

 

ですが、この考えこそが冒頭に触れた老後資金準備のお金の落とし穴

になってしまう事もあると考えられます。

 

お金の落とし穴

 

では具体的にどういった時にこの落とし穴にはまってしまうのか?

まずこの落とし穴が何なのかご紹介していきますね。

 

今の時代、老後は「年金+自分のお金で生活する」

というのが当たり前です。

ですが、この年金制度はテレビ等で流れるネガティブなニュースで

将来の年金受給に大きく不安を抱いている方も多いと思われます。

新規就農の方でも情報収集の感度が高い方などは

この辺りを察知して農業という仕事は長く働けるので将来年金に頼らずとも

生活していける基盤を作ることができる

と考える方も少なからずいらっしゃると思います。

 

ですが、実はここに老後資金準備の大きな落とし穴があります。

年金に頼らずにずっと働くと考えているとどうしても

老後資金の準備が疎かになると考えられます。

 

それは何故か?

 

そもそも老後資金の準備というのは、何歳でリタイアして

何歳までこういう生活を送りたいというライフプランを元に

準備していくものです。

老後資金もそうですがまとまったお金を準備するのってなかなか

大変だという事は皆さん重々お分かりの事だと思います。

長い期間をかけて少しづつ確実に老後資金というのは準備しないと

いけないものです。

 

現役の時に農家は定年無く働けると考えて働いていて

いざ実際老後を迎えた時に「あれ、お金が、、、」なんてこと

になりたい人なんていませんよね。

ですので、年金に頼らず生活ができるようにという意識は

もちろん大事ですし素晴らしいと思いますが

その対策を労働だけで賄う事を考えていたら大変な事になる

可能性もあると思います。

 

もう一つ付け加えると、農家にとって一番の資本は体(健康)だと思います。

ずっと働けるというのは健康である事が大前提になってくるので

無いに越したことはないですが、いつ何があっても将来困らないような備えというのは

しておくことは必然だと思います。

 

これが老後資金のお金の落とし穴になります。

 

この落とし穴を避けるためにも

しっかりライフプランを考え、それに向かって

効率よく準備していく事が必要だと考えます。

老後資金準備について他の記事でも触れているので

参考にしてみて下さい♪

農家の老後資金の準備方法とは?

 

 

 

これを踏まえて今回の記事のテーマに戻りますが

農家に定年は必要かどうか?というところですが

 

僕は個人的には農家に定年は必要だと考えています。

厳密に言うと定年の意識(いつ頃引退しようかと考えること)

早い段階で持っておくことです。

理由としては上記したように定年を意識する事でお金に

関してもっとシビアに考え準備する事ができるからというのが大きいです。

 

さらにもう一つ理由があって、定年が無くずっと働けるというのは裏を返せば

農業の現実を知らない人からしたら

農業は定年が無くずっと働かないと暮らしていけない

と思われる事も多いのではないかと思います。僕自身がそうであったように。

この認識が農業に踏み出そうという若者を減らし、農業の衰退の原因の一つに

あったのではないかと個人的に思っています。

 

ですので、農家の方にも、これから農業をやりたいという方

の為にも農業にも定年という概念ができればいいなと思っています!

 

よければ皆さんのご意見をコメントででも

聞かせていただけると嬉しいです(笑)

 

 

 

最後に、私のブログを通して定年しても100年安心の人生設計を作り

仕事としての農業を引退するまでの道筋を作るお手伝いができれば

農業界の新陳代謝を促し、業界の活性化と発展に少しでも貢献できるのかなと

今回の記事を作成しながら改めて感じました。

私自身ずっと先のことになるでしょうが農業を引退後も若手の育成や

業界の発展に現役時代とはまた違う形で貢献できるような農家になっていたいものです。

 

では、最後までお読み頂きありがとうございました!

 

農家専門ファイナンシャルプランナー 西田 凌

 

 

 

 

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