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野菜も保険も同じ!?人が最高の商品より〇〇な商品を買ってしまう理由とは

こんにちは、農家の方に特化して家計のお悩み解決をお手伝いしています

農業専門ファイナンシャルプランナーの西田凌です!

 

皆さんは作った作物ってどうやって販売されていますか?

JAに卸していたり、地元のスーパーに卸していたり、はたまた消費者に直接販売したりと様々あるかと思います。

 

加工工場などでなければ、最終的には食べてくれる消費者の元にたどり着くでしょう。

 

この時に野菜や果物などの作物がどうやったら売れるのか?というのは農家の皆さんそれぞれ考えられているかと思いますが、

 

商品やサービスが売れるのにはどういった仕組みがあるのか?という話をお金の話と絡めて今日はしていきたいと思います。

 

 

目次

商品やサービスが売れるのは

 

商品やサービスが売れる為には『流通、価格、販売促進、商品』など様々な細かい要素があるかと思います。
(いわゆるマーケティング4Pですね)

 

ただ、誤解を恐れずにこれらをざっくりひとまとめにしていってしまうと、商品やサービスが売れるのは

お客さんとなる方に「それは(自分にとって)良い商品だ!」と伝わることだと考えています。

先ほどの4Pはあくまでその手段であるでしょう。

 

魅力がきちんと伝わる事が大事

商品自体が魅力的であるのはもちろんですが、お客さんにいかに商品が魅力的に伝わるかという事の方が重要であるでしょう。

どんなに栄養価が高くてどんなに美味しい作物でも、伝え方が悪ければ消費者は振り向いてくれないですよね。

 

一番やってはいけないのは、こんなに美味しくて栄養価の高い作物を作っているのに、消費者は全然分かってくれないと責任転嫁をすることです。

お客様は神様ではありませんが、この商品やサービスの溢れた世の中で、自分の商品やサービスを選んで貰う為にはそれなりの努力が必要でしょう。

 

 

おススメの本のご紹介

普段僕が何度も読み返す本にダイレクト出版のストーリーブランド戦略という本がありますが、

その本のキャッチコピーがとても印象的で、

 

『人々が買うのは最高の商品では無く、一番わかりやすい商品だ!』

 

というものがあるのですが、まさしくその通りだなと感じました。

 

多くの人がそうだと思いますが、スーパーで野菜や果物、魚が色々並んでいても、正直どれがいいのかよくわかりません(笑)

 

何となくよさそうなものを選んでいますが、家に帰って調理して結局それがそこそこ美味しかったら満足しますし、

もしかすると隣にあった野菜の方が僕にとって最高の野菜だったとしても、比較しようがないですので気づきようが無いですよね。

 

なんなら他にいいものがあったとしても、わざわざ探すのも面倒だしこれでいいかとずっとリピートすると思います。

 

農家さんからしたら、消費者は分かってないなと思われるかもしれませんが、実際はそんなもんだと思います(笑)

 

 

あんまり本の内容を言うのはどうかと思うので、

何でこんなにプロモーションや広告を頑張ってるのに売れないの!?

という疑問や悩みも根本から分かりやすく説いてくれている本になっており、

 

じゃあ、自分の商品がどうしたらわかりやすく伝わるのか?

というのをこの本では丁寧に説明してくれています。

 

農業に特化したという訳ではありませんが、モノやサービスが売れる構造が良く理解できる1冊ですので一度読まれてみてきっと損は無いでしょう。

 

 

※ちなみにダイレクト出版の書籍は一般の書店に置いてないのでネットで買うしかありません。

それもブランディングの一つとしてされているかと考えると、こういった書籍を扱う出版社ならではだなーと感心しますね。

 

検索しても出てきますが、一応購入先リンクを貼っておきますね!

↓ ↓ ↓

「ストーリーブランド戦略」/ダイレクト出版

 

 

つまりは、良い商品を作っても伝え方次第という事になりますよね。

 

 

 

伝え方が良ければ悪い商品も売れてしまう

 

逆に言い換えると、

商品やサービスの質が良くなかったり、もっと言えば悪い商品だったとしても、

伝え方が良ければ(良いように伝えられれば)、売れてしまうという事になります。

 

先ほどは作物で例えましたが、これは金融の世界では本当によくある話です。
(農業の世界ではどうなのでしょうか?汗)

 

 

手数料の高い金融商品は何故売れる?

ここ最近よくお金関係の雑誌やwebの記事で指摘されているのが手数料の高い金融商品です。

投資について多少知識がある方はわかるかと思いますが、投資でお金を増やすというのは簡単な事ではありません。

 

しかし、金融機関や保険屋さんから購入した金融商品が手数料の高い金融商品であったのであれば、余計な手数料まで多く取られてしまう事になります。

これでは、せっかくリスクを取って運用しても増えるどころか、損をしてしまいかねません。

 

ただ、厄介なのは仕組みが複雑すぎて手数料ががっぽがっぽ取られるのに全く気づかないんですよね。

その代表格として引き合いに出されるのが「外貨建て保険」になります。

 

これについては、以前の記事で詳しくご紹介しているのでよければ合わせてご覧下さい。

外貨建て保険を案内されましたが必要でしょうか?

 

 

ただ、外貨建て保険でちょっと勿体なかったーくらいなら可愛いもので、もし詐欺まがいの商品や本当に詐欺に合って大損こいてしまった場合はもう最悪です。

 

しかし、先にお伝えしたように、

人は自分にとって最高の商品ではなく、一番わかりやすい商品を購入します

 

また、隣に最高の野菜があったとしても、購入した野菜がそれなりであれば満足してしまうのと同じように、

手数料の高い金融商品を購入していたとしても、仕組みが複雑で高い手数料を取られている事にまったく気づない上に、

 

良くも悪くも販売員の「わかりやすい商品説明」により、これは自分にとって良い商品なんだと思っているので、何の疑問も持つこともありません。

 

 

 

悪い商品に引っかからない為には

 

では、こういった悪い金融商品を買ってしまわないようにするにはどうすればいいのか?

 

ずばり言ってしまうとお金に関する正しい知識や考え方を持っておく事が重要になります。

いわゆる「金融リテラシー」というやつです。

 

自分のお金は自分で守るのも大事

人によってはFPとか専門家に任せればいいじゃん!と思う人も中にはいらっしゃるかもしれません。

 

確かにそれも1つの方法ではありますが、それでは根本的な解決にはなりませんよね。

 

お金に関わる話なんて生活をしていれば、テレビやスマホ、雑誌、チラシ広告などいたるところから皆さんにアプローチがあります。

その気になった情報についていちいちFPなどのお金の専門家に聞くわけにもいきませんし、ぶっちゃけ面倒くさいですよね?(笑)

 

ですので、気になった情報がどんなものなのか自分で調べ、ある程度の良し悪しは判断出来るようになっておく事が、

これからますます自助努力が求められていく世の中で自分のお金を守る為には必要な事です。

 

 

もし、野菜や果物などを買ってくださった方が、別に作物自体には何の問題もないのに、

「もっと他にいい野菜があったから返品する」と何日も経って言って来られても、

 

いやいやそれはちょっと、、、。

 

ってなりますよね。

お客さんが買う時にいいと思ったから買ったんですよね。ってなりますよね。

 

 

金融商品でも手数料が高い事自体は別に違法では無くその商品の特徴なだけであって、

売る側からしたら、これと同じことなのかもしれません。

 

自分のお金をしっかり守る為にも、

作物の良し悪しの目利きは上手だけでなく、金融商品の目利きも上手になって貰えればなと思います。

 

その為にもこれからも正しいお金の知識をこのブログやメルマガで発信していくので、一緒に金融リテラシーを高めていきましょう!

 

では、最後までお読み頂きありがとうございました。

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